17日午前、囲碁AI「カタゴ」との勝負を前にスタジオへ入る囲碁世界ランキング1位のシン・ジンソ九段(c)news1
17日午前、囲碁AI「カタゴ」との勝負を前にスタジオへ入る囲碁世界ランキング1位のシン・ジンソ九段(c)news1

【07月19日 KOREA WAVE】囲碁の世界ランキング1位、韓国のシン・ジンソ九段(26)が17日、ソウル市内で囲碁AI(人工知能)「カタゴ」と対局し、逆転負けを喫した。人間とAIによる大規模な対決は、イ・セドル九段が2016年に「アルファ碁」に敗れて以来10年ぶり。世界最強の棋士をもってしても最先端AIの壁は厚く、シン九段は「1カ月間の準備が相手の初手で崩れた」と悔しさをにじませた。

対局は、シン九段があらかじめ2つの石を置くハンディ戦(二子局)で進められた。しかし、カタゴは序盤から従来のデータにない変則的な手を連発して揺さぶりをかける。シン九段は中盤まで優勢を保ったものの、102手目で主導権を奪われると、盤上の石が増えるにつれて驚異的な計算能力を発揮するカタゴに差を広げられた。

終盤、シン九段は攻撃的な碁で勝負を仕掛けたが、中央の狙いが不発に終わり、245手までで黒番投了。敗色濃厚となってからも、第2局以降を見据えて約30分間打ち続け、終局後はしばらく席を立てないほど落胆した様子を見せた。

シン九段は対局後、「最初から最後まで自分のスタイルで組み立てられなかった。これまでの練習は忘れ、より良い戦略を立てたい」と語った。

対決は勝敗にかかわらず全3局実施される。第2局は19日。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News