韓国・ソウル聖水洞にあるアイアイコンバインド新社屋地下の社員食堂(c)news1
韓国・ソウル聖水洞にあるアイアイコンバインド新社屋地下の社員食堂(c)news1

【07月18日 KOREA WAVE】世界的なアイウエアブランド「ジェントルモンスター」を運営する韓国のアイアイコンバインドが、社員に毎年1回、海外往復航空券を支給している。無料の社員食堂やペット同伴出勤など、ファッション業界でも充実した福利厚生制度で知られる。

同社は、社員が創造性を発揮して仕事に集中するには、余計な心配をせずに働ける環境が必要だとしている。

本社地下の社員食堂は、ソウル・竜山区のイタリア料理店「クチョロ・ソウル」と協力して運営。通常価格3万ウォン(約3300円)相当の昼食を毎日無料で提供する。社員食堂を利用しにくい職種には、別途食事代を支給している。

13階のカフェラウンジでは、コーヒーや紅茶、デザートを自由に楽しめる。専属のフードチームが作るパンも用意され、朝食や夕食として利用できる。

聖水駅と本社を結ぶシャトルバスや選択的労働時間制も導入した。保健管理者が常駐する社内健康管理室には、マッサージチェアやマッサージベッドがあり、勤務中に休息を取ることができる。

外部の専門相談機関と連携し、年8回まで心理相談を受けられるほか、総合健康診断、団体医療保険、保育費も支援する。勤続5年で5日間の長期休暇を付与し、6年目以降は3年ごとに5日間のリフレッシュ休暇を設けている。

毎年の海外航空券に加え、ソウル・北村の韓屋ホテルと提携し、年1回の宿泊も支援する。ジェントルモンスターのアイウエアは、社員1人当たり年間10個を支給する。1個20万~30万ウォン(約2万2000~3万3000円)の高価格帯商品で、家族や知人にも提供できるよう十分な数を用意しているという。

一方、同社は長時間労働などを巡り韓国雇用労働省の監督を受けた後、労働制度と報酬体系を全面的に見直している。

雇用労働省は、夜間・休日労働手当など4億3000万ウォン(約4730万円)の未払いと、妊娠中の社員への追加勤務など母性保護に関する違反を確認し、過料と是正命令を出した。

同社は未払い手当を是正期限前の6月30日までに全額支給した。裁量労働制を廃止して選択的労働時間制を導入し、4月には勤怠管理システムを構築。3月からは事務所の一斉消灯も始め、長時間勤務を減らす体制を整えた。

アイアイコンバインドのキム・ハングク(金韓国)代表は、改善が必要な部分には投資を惜しまず、勤務や報酬面でも社会的基準を上回る企業を目指すと表明した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News