初夏の暑さとなった5月14日、釜山・海雲台海水浴場で日光浴を楽しむ外国人観光客(c)news1
初夏の暑さとなった5月14日、釜山・海雲台海水浴場で日光浴を楽しむ外国人観光客(c)news1

【07月18日 KOREA WAVE】ウォン安や航空路線の拡大、再訪需要の高まりが重なり、台湾人の韓国旅行熱が過去最高水準に達している。2026年1~5月に韓国を訪れた台湾人は92万7000人で、前年同期比33%増加した。台湾の海外旅行市場に占める韓国の割合も10.1%と、初めて2桁に達した。

訪問者数だけでなく消費額も増えている。ビザ・コリアによると、台湾人による韓国内での決済額は前年より54%増加した。旅行業界では、ウォンに対する台湾ドルの価値が2026年に入って11.5%上昇したことなどによる価格競争力の高まりが、訪韓需要を押し上げているとみている。

なかでも釜山は、台湾人観光客増加の最大の恩恵を受ける地域として浮上している。2026年1~4月に釜山を訪れた外国人観光客は147万人を超え、このうち約29万人が台湾人だった。台湾は現在、釜山にとって最大の外国人観光市場となっている。

宿泊予約サイト「アゴダ」の検索データでも、この傾向が表れている。台湾人旅行者が最も多く検索した韓国の旅行先はソウル、釜山、済州の順だった。一方、検索数の増加率では金海が前年比284%で最も高く、蔚山が109%、昌原が104%、大田が80%と続いた。釜山を中心に、嶺南圏の周辺都市へ旅行需要が広がっている。

台湾人旅行者の間では、釜山を訪れた後に再び行きたくなる気持ちを意味する「釜山病」という新語も登場した。釜山を拠点に再訪し、周辺地域にも足を延ばす旅行が新たな流れとして定着しつつある。

釜山観光公社は下半期、台湾の個人旅行客と再訪客を呼び込むため、グルメと祭りを軸にした広報やマーケティングを強化する。7月から世界的なオンライン旅行会社と連携した観光商品の割引や「釜山病治療プロモーション」を展開する。

さらに、スターラックス航空による金海―台北、金海―台中線の新規就航に合わせた旅行商品の開発や、旅行会社、インフルエンサーを招いた視察旅行も進める。台湾の放送局による釜山の郷土料理番組の撮影を支援し、現地の観光博覧会でも釜山のグルメや祭りを紹介する方針だ。

釜山観光公社の関係者は「台湾の個人旅行客と再訪客の誘致に向け、グルメと祭りを中心に広報やマーケティングを強化する」と説明した。

2025年に韓国を訪れた台湾人は約184万人、台湾を訪れた韓国人は約102万人で、相互訪問者数は約285万人に達した。韓国と台湾は今後、相互訪問者数400万人を目標に観光協力を拡大する。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News