広がるカナダ山火事の影響 煙霧に包まれるNY、米中西部の大気質「有害」レベルに
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【7月17日 AFP】カナダの山林火災が激しさを増して制御不能となる中、米国に煙が流れ込んで数百万人もの人々が有害な大気にさらされている。16日には米ニューヨーク州マンハッタンの上空は煙霧に覆われ、イリノイ州シカゴではビーチが閉鎖された。
ミネソタ、ウィスコンシン、ミシガン、イリノイといったカナダ国境に近い米各州は煙に包まれ、ニューヨークを含む北東部も大気の汚染が進んでいる。
空気の品質を専門とするIQAir社の16日夜の発表によると、シカゴとミシガン州デトロイトが世界で最も大気質が汚染された都市となり、ニューヨークも僅差でそれに続いた。
ニューヨークは煙霧に包まれており、州当局はニューヨーク都市圏とロングアイランド全域のすべての人々にとって有害とされる微小粒子状物質がその煙に含まれていると警告した。
市の緊急事態管理局は、「これはニューヨーク市にとって2023年以来、最も重大な煙害となる可能性があり、状況悪化に備えて綿密な監視を行う」と述べた。
2023年当時、同市の空は不気味なオレンジ色に変わり、大気質指数(AQI)は危険な「465」に達していた。
米国環境保護庁(EPA)の観測データによると、中西部における16日のAQIレベルは、すでにその数値をはるかに超えて急上昇していた。
シカゴをはじめ、オハイオ州トレドや、火災現場に比較的近いミネソタ州の地域では、午後のAQIが「700」台を大幅に突破しており、中西部の他の多くの地域でも、AQIレベルが最悪なカテゴリーである「有害」に達した。
カナダ・オンタリオ州北西部では130件以上の火災が発生しており、そのうち少なくとも60件が制御不能となっている。今年これまでに、カナダの森林火災は少なくとも190万ヘクタールを焼き尽くしている。(c)AFP