現代ロテムの鉄道車両用ADASのイメージ=現代ロテム(c)KOREA WAVE
現代ロテムの鉄道車両用ADASのイメージ=現代ロテム(c)KOREA WAVE

【07月17日 KOREA WAVE】韓国・現代ロテムは、線路上の障害物を検知し、衝突の危険を警告する鉄道車両用先進運転支援システム(ADAS)を開発した。実際のトラム運行データを基に技術を検証したのに続き、管制システムとの連携や完全自動運転技術の確保を進める。同社が16日発表した。

メガ・ニュース(MEGA News)のリュ・ウンジュ記者の取材によると、鉄道車両用ADASは、LiDARとカメラを活用して線路上の障害物や危険な状況を検知し、運転士に警告する技術。制動距離が長い鉄道車両の特性を考慮し、前方100メートル以上を検知するとともに、人や構造物が線路内に進入する可能性まで分析する。

現代ロテムは2023年、産業通商資源省の水素電気トラム実証事業を契機に技術開発に着手した。その後、人工知能(AI)ベースの衝突防止アルゴリズムを適用し、ポーランド・ワルシャワで運行中のトラムにセンサーを設置して収集した走行データを用い、運行パターンや危険な状況を分析した。

現地の運転士の意見を反映し、ユーザーインターフェースや警告システムも改善しており、今後ADASを管制システムと連携させる。

今回の技術は、道路上の車両や歩行者とともに走行するトラムの自動運転を実現するための基盤と評価されている。部外者の線路内への進入が制限されている地下鉄とは異なり、トラムでは歩行者や車両の突発的な進入の可能性をリアルタイムで判断する必要があるためだ。

現代ロテムは、技術の成熟度と安全性をさらに高め、台湾をはじめとする海外市場にADASを搭載した鉄道車両を輸出することを目標としている。最近、世界の鉄道車両入札において、ADASを保有しているかどうかが主要な評価基準として浮上しているという。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News