サムスン電子水原事業所前で開かれたDX部門の士気向上と補償策を求める集会(c)news1
サムスン電子水原事業所前で開かれたDX部門の士気向上と補償策を求める集会(c)news1

【07月17日 KOREA WAVE】「サムスン電子に勤めているとは、とても言えない。勤務先を明かした瞬間、『いくらもらったのか』と聞かれるからだ」

全国サムスン電子労働組合のイ・ホソク水原支部長は14日、韓国京畿道水原市のサムスン電子水原事業所前で、DX部門社員の苦境をこう訴えた。

イ・ホソク氏は「DX部門の業績が振るわなかったからといって、社員が働いてこなかったわけではない」とし、これまでDX部門が営業利益を生み、半導体事業への投資を支えてきたと強調した。

半導体を担うDS部門社員が多額の成果報酬を受け取ること自体には不満はないとしつつ、「なぜDX社員だけがサムスン電子の業績から疎外されるのか」と批判。役員の成果報酬が全社財源から支給された点も「矛盾している」と指摘した。

組合は同日午前11時から水原事業所正門前で、DX部門の士気向上と補償策を求める集会を開いた。会場には「サムスン電子DX部門の死」を象徴する焼香所が設けられ、社員らが黒い服で献花し、会社への意見を書き込んだ。

ある社員は「誇りだった会社が一瞬で地獄になった」と記し、別の社員は「DXはサムスンの顔であり、誇りだ」と訴えた。組合は手書きのメッセージを集め、経営陣に届ける予定だ。

労使交渉の妥結により、DS部門社員は最大約6億ウォン(約6600万円)に近い補償を受けられる一方、DX部門は約600万ウォン(約66万円)にとどまる。DX部門社員を中心とする別労組は15日、水原事業所周辺で約4000人規模の集会を開く予定だ。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News