極右AfDによる東部2州の政権奪取「阻止できると確信」 独首相
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【7月16日 AFP】ドイツのフリードリヒ・メルツ首相(70)は15日、9月に予定される東部2州の州議会選で、反移民を掲げる極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が単独過半数を獲得することはないと確信していると述べた。
極右との闘いを重要政策課題として挙げる保守派(中道右派)のメルツ氏は、「それ(AfDの単独過半数獲得)を阻止するために最善を尽くす」と宣言。
ドイツが直面する課題に取り組み、AfDに流れた有権者を取り戻すことについて、「私たちが今日行うことが、私たちの子どもや孫たちの運命を決める」と述べた。
だが、世論調査では現在、9月に州議会選を控えるザクセン・アンハルト、メクレンブルク・フォアポンメルン両州で、AfDが首位に立っている。
特にザクセン・アンハルト州では、AfDが単独過半数をうかがう勢いで、初めて州行政の主導権を握る可能性が現実味を帯びている。
メルツ氏は夏季の定例記者会見で、「選挙戦はまだ始まったばかりだ」と強調した上で、「(9月の州議会選で)AfDが単独過半数を確保することを阻止できると確信している」「この楽観的な姿勢は、選挙当日の夜まで維持し続ける」と述べた。
景気回復に苦戦し支持率低迷にあえぐメルツ氏は、これまでの選挙戦では経済成長の促進と移民政策の厳格化を公約として掲げてきた。
メルツ氏は、これら2つの公約を果たすことこそが、ドイツ民主主義に対する脅威と呼ぶAfDの勢いを止める道だと主張している。
かつて共産圏だった東部(ザクセン・アンハルト、メクレンブルク・フォアポンメルン両州を含む)では、以前からAfDが強い。
ザクセン・アンハルト州は現在、メルツ氏率いる中道右派・キリスト教民主同盟(CDU)が連立政権を主導している。
一方、メクレンブルク・フォアポンメルン州は、CDUの国政における連立パートナーである中道左派・社会民主党(SPD)が、1991年の東西ドイツ統一以降、一貫して政権を担ってきた。
ドイツのすべての主要政党は、AfDとの協力を一切拒否する方針をとっており、これは「ファイアウオール」として知られている。(c)AFP