トロントの大気環境、山火事の煙により世界最悪レベルに 米東海岸も影響
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【7月16日 AFP】カナダで熱波による山火事が広がり、山林火災による煙が同国東部を覆っている。トロントでは15日、世界主要都市で最も大気環境が悪くなった。山火事による煙は米国の東海岸まで広がり、ニューヨーク州では大気汚染に関する注意を呼び掛けている。
ロッキー山脈西部で発生した熱波は今週、オンタリオ州や人口密度の高い米国東海岸で観測された。現在、カナダ全土では約800か所で山火事が発生しており、今年の山林火災による被害は190万ヘクタールにまで拡大している。
15日、森林火災による煙がトロントを覆い、プールは閉鎖され、サマーキャンプや予定していたサッカーW杯(ワールドカップ)北中米大会関連のイベントが中止となった。
スイスに本社がある空気の品質を専門とするIQAir社によると、15日のトロントの大気質は、インドのニューデリーやコンゴ民主共和国の首都キンシャサより悪化し、世界で最も悪くなったと発表した。
IQAirは「トロントの大気汚染最大の要因は山火事だが、平均を上回る気温も影響している」と述べた。
山火事の煙は米国東部に広がり、ペンシルベニア州やニューヨーク州、コネチカット州、マサチューセッツ州、メイン州、ニューハンプシャー州が影響を受けている。
ニューヨーク州当局は、州全域で「目に見える煙や霞んだ空、そして煙に関連する汚染の急増が見られる可能性がある」と注意を促した。(c)AFP