【07月15日 KOREA WAVE】
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25年間にわたり事実婚関係にあった夫が急逝した直後、夫の連れ子たちから「今すぐ家から出て行け」と要求されたという60代女性の悲痛な訴えがラジオ番組で紹介され、事実婚配偶者が直面する相続権の壁と法的保護の限界を巡り、関心が集まっている。

最近放送されたYTNラジオの法律相談番組「チョ・インソプ弁護士の相談所」に、遺産相続を巡って深刻な葛藤に直面している女性からの悩みが寄せられた。

女性によると25年前、前妻と死別して3人の子どもを育てていた男性と出会い、婚姻届は提出しないまま事実上の夫婦として共同生活を始めた。女性は夫の親族としての務めを全てこなし、夫が営むコムタン(牛スープの料理)店を昼夜問わず手伝った。女性が漬けたキムチが評判を呼び、店は有名政治家も訪れるほどの繁盛店へと成長したという。

しかし、子どもたちは最初から女性を母親と認めず、関係は冷え切ったまま夫が急逝。葬儀が終わるやいなや子どもたちが押し寄せ、「夫名義の自宅や店舗、預金は全て自分たちが相続する。あなたには何の権限もない」と立ち退きを迫ったという。

相談に応じた弁護士は「25年間の共同生活や周囲の認識から見て、事実婚関係と認められる可能性は非常に高い」としながらも、現行民法の限界を指摘した。韓国の民法上、相続権は婚姻届を提出した法律上の配偶者にのみ認められており、事実婚の配偶者は相続人になれない。これは憲法裁判所でも合憲とされている確立した判例だ。また、相続人が誰もいない場合に限って認められる「特別縁故者」への財産分与制度も、今回のように実子(相続人)が存在するケースでは適用されない。生前贈与や遺言による遺贈がない限り、遺産を受け取ることは事実上不可能だという。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News