韓国・ソウル市松坡区のオリンピック公園ハンドボール競技場で続く封鎖デモの会場に設置された週末プログラムの案内板(c)NEWSIS
韓国・ソウル市松坡区のオリンピック公園ハンドボール競技場で続く封鎖デモの会場に設置された週末プログラムの案内板(c)NEWSIS

【07月15日 KOREA WAVE】韓国統一地方選挙に投票用紙が不足した問題に抗議し、ソウル市松坡区のオリンピック公園ハンドボール競技場を封鎖するデモが、15日で41日目を迎えた。

猛暑や梅雨の雨が続き、参加者や社会的な関心は当初より減ったものの、会場にはさまざまな催しや生活関連施設が設けられ、参加者独自の共同体が形成されている。

現場には子ども向けの「オリンピック公園幼稚園」やカフェ、会社員向け作業スペースのほか、無料理髪店や人との交流を避けて休める「内向的な人向けスペース」も登場した。充電所やおむつ交換台も設置されている。

週末にはギターや数学の個人指導、進路相談、韓国国旗の縫製、市民オーケストラの公演、礼拝、ステッカーやバッジの配布など、多彩なプログラムが開かれる。

一方、デモ開始当初に目立った20~30代の参加者は減り、高齢者の割合が増えた。平日午前の参加者は約200人、夜も1000人を下回る水準となっている。

専門家は、催しや便宜施設の増加について、長期化するデモへの関心や参加者同士の結束を保つための動きと分析している。

競技場内に保管されている投票箱が搬出されれば、封鎖を続ける根拠が弱まるとの見方もある。競技場の通常営業や今後の公演日程を踏まえ、警察が解散に動く可能性も指摘されている。

専門家の見通しは分かれている。集会の勢いが次第に弱まるとの予測がある一方、選挙管理を巡る調査結果や対策が示されなければ、デモが続く可能性があるとの意見も出ている。

参加者らは、投票箱が搬出されても選挙管理制度が改善されるまでデモを続ける意向を示している。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News