呪術具からK-POPステージへ…5000年の時を超えて韓国で大ブームを巻き起こす「玉」の神秘
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【07月15日 KOREA WAVE】韓国のグループ「BTS(防弾少年団)」のVが3月の光化門での復帰ステージで着用した玉指輪や、ドラマ「素晴らしき新世界」で俳優イム・ジヨンが身に着けた玉指輪が注目を集めている。韓国の若者の間では、玉を取り入れたレトロファッション「玉コア」が広がり、玉の装身具を求める人が増えている。
そのルーツは約5000年前の新石器時代にさかのぼる。玉は当初、呪術的な意味を持つ道具や装身具として使われ、時代が進むと権力や身分を象徴する貴重品となった。嫁ぐ娘の健康と幸福を願う装飾品としても用いられ、海外との交易で運ばれた素材から作られることもあった。
日本や韓国では、碧玉、水晶、紅玉髄、天河石などの鉱物だけでなく、琥珀やガラスで作った装飾品や玉も広く「玉」と呼ばれた。変質しにくく、美しい色と希少性を持つことから、長く珍重されてきた。
韓国では新石器時代の墓から円形の耳飾りが見つかっている。青銅器時代には武器とともに身分を示す副葬品となり、初期鉄器時代には青銅剣や青銅鏡と一緒に埋葬される例が増えた。玉には装飾に加え、災いを防ぎ神聖さを表す意味があったとみられている。
三国時代には曲玉や管玉など多様な玉製品が作られ、翡翠色の硬玉や軟玉も本格的に使われた。新羅の天馬塚や金冠塚などからは翡翠色の曲玉が、百済の武寧王陵からは琥珀製の装身具が出土している。
高麗時代には王室や寺院で玉の装飾品が使われ、朝鮮時代には王室儀礼や宮廷文化へと用途が広がった。採石から成形、彫刻、研磨までを担う玉工芸の技術は、1996年に韓国の国家無形遺産「玉匠」に指定された。
現在の「玉コア」人気は、単なる懐古的な流行ではなく、数千年続いてきた韓国の玉文化が新たな感覚で受け継がれている現象として注目されている。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News