【7月15日 AFP】ティラノサウルス・レックス(T・レックス)の骨格標本が14日、ニューヨークのサザビーズで5010万ドル(約81億円)で落札された。10分にわたる激しい競り合いの末、恐竜の化石としては過去最高額での落札となった。

落札された骨格標本は、183個の化石化した骨からなる世界で最も保存状態の良いTレックスの骨格の一つ。2021年にサウスダコタ州の牧場で発見され、「ガス(Gus)」の愛称で知られている。

骨格の全長は約11.6メートルに及び、これまでに発見されたTレックスの中でも最大級。骨格全体の約63%が見つかっており「完全度」は高い。

落札者の情報は公開されていない。近年、恐竜の骨格標本市場は過熱しており、一部の古生物学者からは、貴重な標本が公共の学術機関から個人の手に渡ってしまうとして批判的な声も上がっている。

これまでの骨格標本の最高落札額は、2024年に落札されたステゴサウルス「エイペックス(Apex)」の4460万ドル(約72億円)だった。(c)AFP