教員をひざまずかせ暴行した親に実刑判決…韓国・被害者が“処罰不希望”でも裁判所は厳罰「教権侵害」重罪
このニュースをシェア
【07月14日 KOREA WAVE】韓国・慶尚南道昌原市の高校で、息子が不当な体罰を受けたとして担任教員をひざまずかせ、暴行や脅迫を加えた父親に実刑判決が言い渡された。被害教員や学校側は処罰を望まない意向を示したが、裁判所は深刻な教権侵害だとして厳罰が必要と判断した。
事件は2013年3月に起きた。父親と妻は息子から「担任に不当な体罰を受け、学校に行きたくないし、生きるのも嫌だ」と聞いた。夫婦は担任に相談を求めたが、担任が旅行日程を理由に延期を求めると、父親は激高。「20年間、暴力団生活をしていた。仲間を学校に送り込む」などと脅した。
その後、夫婦は知人3人を連れて学校を訪問。職員室で大声を上げ、制止した別の教員の胸ぐらをつかんだほか、授業中の教室にも無断で入った。校長室では担任をひざまずかせて暴言を浴びせ、妻は担任を殴った。同行した男性の1人も学校旗の棒で威嚇した。担任は首の関節や靱帯を痛め、約2週間の治療を要するけがを負った。
父親は学校を離れた後も電話で「住所が分かっていたら襲うつもりだった」「学校を辞めさせてやる」「示談するなら1000万ウォン(約110万円)を持ってこい」などと脅迫した。
父親らは共同傷害や業務妨害などの罪で起訴され、昌原地裁は2013年6月、父親に懲役8カ月の実刑を言い渡した。妻と同行者2人には、それぞれ懲役6カ月、執行猶予2年を言い渡した。
裁判所は、被告らがまず被害教員にひざまずいて許しを請うべきだとして判決言い渡しを2回延期した。学校と被害教員が処罰を望まない意思を示した後も、「教員が正常に学校を運営し、生徒を教育できないほど教権が深刻に侵害された」と指摘。「不当な体罰は対話や適法な手続きで解決すべきで、私的な報復と変わらない行為は容認できない」と説明した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News