【7月14日 AFP】ロシアは14日、ロシア連邦保安局(FSB)が欧州に対するサイバー攻撃の背後にいるとする欧州連合(EU)と英国からの非難について、「根拠がない」と猛反発した。

EUと英国がロシアに対する新たな共同制裁を発表した翌日、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、AFPを含む記者団に対し、「われわれはこれらの非難を一切受け入れない。これらの非難は常に根拠がなく、決して立証されたことはないし、いかなる証拠も示されたことがない」と述べた。

英国政府にとって、EUと共同でサイバー分野の制裁を行うのは今回が初めて。ウクライナ侵攻から4年以上が経過する中、ロシアが欧州を不安定化させるための「ハイブリッド戦」を強化していることへの対抗措置だ。

EUは9個人・4団体を、英国は24の個人や団体を制裁対象に追加した。対象には、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の職員や、国家と連携するサイバー犯罪者が含まれる。

ロシアによるサイバー攻撃は長年にわたり欧州全域に及んでおり、フランスやドイツ、オランダ、フィンランドなど多数のEU加盟国の政府機関や鉄道などのインフラが標的となってきた。直近では、真冬に50万人が停電する危機のあったポーランドの電力網への攻撃や、2024年パリ五輪の妨害を画策した動きも確認されている。(c)AFP