韓国公正取引委員会が公開した美容整形手術の口コミ広告に関する資料(c)MONEYTODAY
韓国公正取引委員会が公開した美容整形手術の口コミ広告に関する資料(c)MONEYTODAY

【07月14日 KOREA WAVE】韓国で、手術費の割引などを条件に患者へ書かせた術後の口コミを、経済的な利害関係を明らかにせずインターネット掲示板や病院の公式サイトに掲載したとして、ソウル・江南地域の美容外科3院が公正取引委員会から処分を受けた。

公正取引委員会は12日、表示・広告公正化法に違反したとして、3院に是正命令と処分内容の公表命令を出すことを決めたと発表した。

対象となったのは、ソウル市江南区のビュー美容外科とDA美容外科、瑞草区のAB美容外科医院。

公正取引委員会によると、3院は2018年から2026年5月まで、公式サイトで選んだ宣伝モデルに手術費を割り引く代わりに、美容医療アプリやインターネット掲示板へ、手術前の相談や術後の体験談を投稿させた。

しかし、口コミには手術費の割引を受けたことなど、病院との経済的な利害関係を記載するよう求めていなかった。

また、宣伝モデルが書いた術後の口コミをモデルごとに集めて編集し、1本の投稿として公式サイトに掲載した際にも、対価が支払われていることを表示しなかった。

3院は口コミ広告のため、宣伝モデルを組織的に管理していた。公式サイトで書類審査などを経てモデルを選び、術後の口コミ提供を含む広告契約を締結していた。

さらにメッセージアプリ「カカオトーク」で、手術前の相談から術後まで、契約期間中に美容医療アプリやインターネット掲示板へ定期的に口コミを書くよう管理。文章の長さを指定し、手術前後の写真を必ず掲載するよう求めていた。

公正取引委員会は、こうした行為が表示・広告公正化法で禁じる「欺瞞的な表示・広告」に当たると判断した。消費者に、経済的な利害関係なく自発的に書かれた口コミだと誤認させ、合理的な選択を妨げたためだ。

公正取引委員会は再発防止に向け、6月に韓国美容整形外科学会や大韓医師協会と懇談会を開き、現在の表示・広告規制や違反事例を説明して注意を促した。

調査過程で確認された医療法違反の疑いについては、所管する保健福祉省に情報を提供した。

公正取引委員会の関係者は「今後もSNSやオンラインプラットフォームなど、多様化する宣伝経路を継続的に監視する」と説明。「消費者を欺き、合理的な選択を妨げる不当広告を厳しく取り締まり、違反が確認されれば厳正に処分する」と述べた。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News