韓国・済州島で外国人観光客の消費に変化…刺し身よりトッポッキ
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【07月14日 KOREA WAVE】韓国・済州島を訪れる外国人観光客の消費先が、大型リゾートの集まる観光団地から海辺の地元商店街へ移りつつある。食事も刺し身などの海産物より、トッポッキやキンパといった軽食を選ぶ傾向が目立っている。
外国人向け決済サービス「WOWPASS」を運営するオレンジスクエアが、6月1日から7月6日までの済州島主要海水浴場周辺の決済データを分析したところ、咸徳海水浴場周辺の外国人決済額が最も多かった。2025年同期に首位だった中文・穡達海水浴場周辺を初めて上回った。
済州観光公社によると、2026年5月に済州島を訪れた外国人観光客は24万1555人で、前年同月より12.6%増えた。4月も20.4%増加している。
中文・穡達地区には高級ホテルやリゾート、国際会議場、免税店などが集まる。一方、咸徳は海岸沿いにカフェや飲食店、小規模店舗が並ぶ生活密着型の商店街だ。
咸徳周辺の決済額は前年同期比約68%増え、初めて首位となった。中文・穡達の伸び率は、済州島全体の外国人決済額の平均増加率である約44%を下回った。表善、郭支、和順金砂など、ほかの地元海岸周辺でも高い伸びが確認された。
咸徳では飲食店の決済額が約22%、コンビニエンスストアが約38%増え、韓国コスメ関連の消費も拡大した。決済件数も約33%増え、訪問客数と消費額がともに伸びた。
宿泊施設での決済比率は中文が約8%だったのに対し、咸徳は1%未満だった。宿泊施設内で過ごすより、海辺を歩きながらカフェや飲食店、コンビニを利用する消費が活発だったとみられる。
食事内容にも違いが表れた。中文では刺し身・水産物が29%、肉・焼き物が28%を占め、麺類と太刀魚・魚料理がそれぞれ13%、フライドチキンが7%だった。
咸徳では、キンパやトッポッキなどの軽食が36%で最も多く、肉・焼き物が22%、フライドチキンが13%、太刀魚・魚料理とクッパ・酔い覚ましスープが各8%と続いた。中文で最も多かった刺し身は、咸徳では3%にとどまった。
こうした変化の背景には、個人旅行の増加がある。2026年5月に済州島を訪れた個人旅行者は72万5849人で、パッケージ旅行客19万3489人の3.8倍だった。
決められた観光コースではなく、SNSなどで自ら見つけたカフェや飲食店、地域の商店街を訪れる人が増えていると分析されている。
済州観光公社は、咸徳や細花、涯月、旧左など地域独自の魅力を持つ商店街を訪れる外国人が増えているとして、観光消費を地域全体へ広げるため、地元コンテンツの発掘や商店街と連携した広報を強化している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News