【7月14日 AFP】イランの支援を受けるイエメンの反政府武装組織フーシ派は13日、サウジアラビアを攻撃した。フーシ派が支配するサナア空港に対し、サウジが支援するイエメン政府(および有志連合)が攻撃を行ったことへの対抗措置だ。フーシ派は攻撃に先立ち、サナア空港への攻撃をめぐりサウジを非難していた。フーシ派とサウジ間の衝突としてはここ数年で最大規模であり、膠着状態にあった紛争が再燃する恐れもある。

サウジの支援を受けるイエメン政府は、フーシ派が支配する同空港への攻撃について責任を認めており、イランの航空機の着陸を阻止することが目的だったとしている。

フーシ派のヤヒヤ・サリー報道官はビデオ声明で、「このサウジによる犯罪的な侵略行為への対抗措置として、イエメン軍(フーシ派)は多数の弾道ミサイルと無人航空機を使用し、アブハ国際空港を標的とした軍事作戦を実施した」と述べた。

同報道官は先に、サウジアラビアが「緊張緩和の局面を終わらせた」と非難し、今回の攻撃が「報復や処罰なしで終わることはない」と警告していた。

一方、サウジアラビアが主導する有志連合のトゥルキ・マリキ報道官は、防空システムがフーシ派のミサイルに「対処した」と述べた。

今回の新たな緊張の高まりは、期限が過ぎているにもかかわらず、2022年以降も維持されてきた停戦状態を崩壊させる恐れがある。

イラン政府は、サナア空港への攻撃を非難し、外務省報道官はそれを「明確な国際法違反」と表現した。

フーシ派は2014年以降、イエメン政府と衝突しており、この紛争により数十万人が死亡し、深刻な人道危機が引き起こされている。

フーシ派はイエメンの首都サナアと、主要な人口密集地を含む北部の大部分を支配している一方、国際的に認められた政府は南部の大部分を掌握している。(c)AFP