KTのパク・ユンヨン代表(c)news1
KTのパク・ユンヨン代表(c)news1

【07月14日 KOREA WAVE】韓国の通信大手KTがAIモデル開発競争ではなく、AIインフラとトークン経済を新たな成長軸に掲げた。全国3500カ所の局舎、AIデータセンター(AIDC)、海底ケーブルをつなぎ、AIトークン使用量を管理・課金する「トークンファクトリー」を前面に出して、AIプラットフォーム企業への転換を進める。

KTのパク・ユンヨン代表は6日、ソウルで就任100日記者懇談会を開き、「AXプラットフォームカンパニー」への飛躍戦略を発表した。今後5年間で5兆ウォン(約5500億円)を投じ、計1ギガワット規模のAIDCを構築する。全国3500余りの局舎はAIエッジ拠点として活用し、中央AIDCと連携させる。

パク代表は、GPUの確保量よりも建築設計、冷却技術、電力効率、運営費最適化などの実務経験がAIDCの競争力を左右すると強調した。海底ケーブルにも5年間で1兆ウォン(約1100億円)を投資し、容量を90Tbps以上追加して計128Tbps以上へ拡大する。

KTはAIデータセンター、AIエッジ、国内バックボーン網、国際海底ケーブルを一つのAIインフラとして結ぶ。国内9本の海底ケーブルのうち5本を運営する強みも生かす。

新たなB2B事業として公開した「トークンファクトリー」は、トークン生成、AIモデル自動選択、使用量最適化、課金・精算まで支援する。パク代表は「AI時代の基本単位はトークンだ」と述べ、通信会社の課金・精算能力をAI経済に結びつける考えを示した。

KTは今後、ステーブルコイン基盤のデジタル金融プラットフォームも組み合わせ、2030年に関連事業規模1兆ウォン(約1100億円)を目指す。パク代表は「AI時代には人とAI、AIとAIをつなぐことが新たな事業だ」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News