【7月14日 AFP】米北部メーン州で13日、米移民・税関捜査局(ICE)の職員が男性を射殺した。男性は移民支援団体によって26歳のコロンビア人と特定された。この出来事で、ドナルド・トランプ大統領の移民政策に対する批判がさらに高まる可能性がある。

ICE職員による発砲は、メーン州の人口2万2000人の町ビデフォードで発生した。1週間前には、テキサス州でICEの職員がメキシコ人男性を射殺している。

メーン州の司法長官事務所は、ICEの職員が「退去命令の執行に伴う取り締まりを行っていた際、対象者が車で逃走を図り、職員に向かって車を走らせたため、職員が発砲し、対象者は死亡した」と発表。職員は、警察が関与する発砲事案のプロトコルに従い、休職となる予定だという。これに先立ち、米連邦捜査局(FBI)も調査を行っていると発表している。

目撃者のルーカス・スコットさんは、13日の午前中に複数のICE職員が白いセダンを取り囲んでいるのを見た後、少なくとも4発の銃声を聞いたと地元メディアに語った。

移民支援団体「メーン移民権利連合」と「プレセンテ・メーン」は、死亡した男性について26歳のコロンビア人だと明らかにしたが、氏名は公表していない。両団体によると、男性は米国で就労する許可を得ていた。

ICEを監督する国土安全保障省は、即座にコメントを出さなかった。

トランプ氏の移民取り締まりを執行するICEの重武装した職員は、攻撃的な戦術と、今年ミネアポリスで発生した米市民2人の射殺を巡り、全国的な反発を受けている。(c)AFP