北朝鮮国家観光総局の公式サイトで公開された観光記念品のマグネット。葛麻海岸観光地区に関連するデザインが最も多くを占めた=朝鮮観光キャプチャー(c)news1
北朝鮮国家観光総局の公式サイトで公開された観光記念品のマグネット。葛麻海岸観光地区に関連するデザインが最も多くを占めた=朝鮮観光キャプチャー(c)news1

【07月14日 KOREA WAVE】北朝鮮が国家観光総局の公式サイトで公開した観光記念品で、葛麻海岸観光地区に関連するデザインを前面に押し出している。単なる観光地の宣伝にとどまらず、記念品や消費財を組み合わせた「体験型観光」戦略を強化しているとみられる。

北朝鮮国家観光総局が運営する「朝鮮観光」の公式サイトによると、最近公開された観光記念品のマグネットでは、葛麻海岸観光地区を題材にしたデザインが最も大きな割合を占めた。

公開されたマグネットには、葛麻の海辺や観光地区の全景、リゾート施設、葛麻空港、観光キャラクターなどを使ったさまざまなデザインが含まれている。

金剛山や白頭山、妙香山など、従来から知られる観光名所を題材にした商品もあったが、種類や割合はいずれも葛麻関連の商品を下回った。

葛麻の観光商品は、単に風景写真を載せるだけでなく、観光キャラクターや象徴物を組み合わせ、多彩な色やイラストを使って制作されている。若者や外国人観光客を意識し、記念品の視覚的な魅力を高めたものとみられる。

記念品の内容も以前より多様になった。観光名所だけでなく、大同江ビールや平壌焼酎など、北朝鮮を代表する酒類ブランドや観光キャラクターも商品化している。

風景中心だった記念品から、消費や体験を組み合わせた観光商品へ広げようとする狙いがうかがえる。

こうした動きは、北朝鮮が葛麻海岸観光地区を単なる保養地ではなく、国家観光を代表する象徴的なブランドとして定着させようとする戦略の一環とみられる。

キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記は、葛麻海岸観光地区の建設を自ら主導してきた代表事業として強調してきた。北朝鮮は2025年7月の開業以降、対外向けの広報物や観光コンテンツで葛麻を集中的に取り上げている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News