【7月19日 東方新報】新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)トルファン市(Turpan)では22日の最高気温が40度近くまで上昇した。上海市から訪れた王霖菲(Wang Linfei)さんは、クムタグ砂漠(Kumtag Desert)景勝地内の砂療養生センターを訪れ、砂療法を体験した。

トルファン市は「火洲」の異名を持ち、過去には52度を超える極端な高温を記録したこともある。近年は豊富な太陽熱資源を生かした健康・療養産業の発展を進めており、中国の国家級無形文化遺産代表性プロジェクト拡張リストにも登録されているウイグル医学の「砂療法」が、国内外から多くの観光客を引き寄せている。

トルファン市ウイグル医医院砂療センター医療エリア責任者のスラジディン・イマルさんによると、毎年6月から8月が砂療法に最も適した時期だという。砂療法は、砂粒に含まれるミネラルの浸透作用やマッサージ効果を利用した自然療法で、臨床実践ではリウマチ性関節炎などに一定の効果が確認されている。

ここ2年ほど、トルファン市には毎年約30万人が砂療法を目的に訪れている。キルギスのメディア関係者イワン・ドニスさんは、取材団の一員として新疆を訪れ、砂療法を体験した後、「非常に新鮮な体験だった。この特色ある健康・療養プログラムが、地域の観光発展を後押しすると確信している」と語った。

また、トルファン市初となる砂療法専用の気象観測ステーションが新たに運用を開始した。施設内の大型電子ディスプレーには地表温度や気温などのデータがリアルタイムで表示され、観光客が最適な砂療法の時間帯を選べるようになった。これにより、これまで体感に頼っていた砂療法の実施タイミングの判断が、より科学的なものとなっている。(c)東方新報/AFPBB News