韓国・現代自動車、サッカーW杯でヒューマノイドロボット「アトラス」公開
このニュースをシェア
【07月13日 KOREA WAVE】韓国・現代自動車が「FIFAワールドカップ2026」の舞台で、ボストン・ダイナミクスの次世代電動式ヒューマノイドロボット「アトラス」を公開した。現場での公開実演を成功させ、先端ロボティクス技術力を世界に示した。
現代自動車は米ニュージャージー州のニューヨーク・ニュージャージー・スタジアムで開かれた16強戦のハーフタイムで、アトラスが審判に試合球を渡すパフォーマンスを成功させた。
アトラスは、ハーフタイム終了直前に選手入場トンネルから登場し、観客に向けてハリー・ケイン氏、アーリング・ハーランド氏、マテウス・クーニャ氏、ソン・フンミン氏ら世界的サッカー選手のセレモニーを相次いで披露し、競技場の熱気を高めた。その後、精密な動作で審判に試合球を渡し、後半開始を知らせた。
今回のパフォーマンスを披露したアトラスは「次世代電動式アトラス開発型モデル」で、1月のCES 2026で世界初公開され、動きへの関心を集めていたモデルだ。
当時、ボストン・ダイナミクスは初期モデルである研究型モデルのさまざまな動きを公開した後、開発型モデルの実物デザインを披露した。開発型モデルの動きはその後、ブランド映像などで一部紹介されたが、実際の現場で公開実演されたのは今回が初めて。
アトラスが競技場に登場し、公認球を渡して退場するまでの全過程には、人間の動きをロボットの身体構造に合わせて再構成する「リターゲティング技術」、数千のシミュレーションを基にした強化学習、全身の関節が一つのシステムのように反応する全身制御技術が組み合わされた。これにより、バランス感のある自然な動きが実現された。
アトラスが見せた動作は、実際の産業現場での活用を前提に開発された。今回の舞台を通じて、ロボティクスが技術実演の領域を越え、スポーツ、エンターテインメント、現場運営など新たな体験を生み出せることを示したとの評価だ。
現代自動車はワールドカップ開幕前に公開した「スクール・オブ・フットボール」キャンペーン映像で、アトラスがサッカーの動作を学習する過程を紹介した。映像でアトラスは、足さばき、パス、シュートなどサッカーの基本動作から、脚を交差させて蹴るラボーナキックの変形であるゴースト・ラボーナキックなど高難度の動作を実現した。
現代自動車は7日、BBCとともに公開するブランデッドフィルム「トレーニング・グラウンド」で、ワールドカップ・ロボティクスキャンペーンの準備過程と技術的挑戦をドキュメンタリー形式で披露した。
現代自動車ブランドマーケティング本部のチ・ソンウォン副社長は「ワールドカップの舞台でアトラスのパフォーマンスを通じ、未来は想像するものではなく、今すでに始まっていることを示したかった。現代自動車はロボティクスを通じて拡張される未来モビリティの新たなビジョンと、ロボティクスが人類の進歩をともにするパートナーであることを、多彩で創造的なブランド体験を通じて示していく」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News