【07月13日 KOREA WAVE】
JTBC「事件班長」放送画面(c)news1
JTBC「事件班長」放送画面(c)news1

韓国のテレビ番組で、白内障手術を受けた母親の検診に14カ月の幼児を連れて付き添った女性が、医師から、「あー」「ばばば」などの子どもの喃語(なんご)が「診察の妨げになる」と言われ、事実上追い出されたというエピソードが紹介され、社会的な配慮のあり方を巡って議論が起きている。

今月1日に放送されたJTBCの報道番組「事件班長」によると、40代の女性は最近、母親の定期検診のため眼科医院を訪れたが、子どもを預ける場所がなかったため一緒に連れて行った。女性は「子どもが泣くといけないので隅の席で静かに待っていた。幸い泣き叫ぶことはなく、少し喃語を発した程度だった」と振り返る。

しかし、しばらくして職員に呼ばれて診察室に入ると、医師は不快そうな表情を浮かべ、「子どもがしゃべっていて診療に集中できない。次からは連れてこないでほしい」と告げた。女性が「ぐずったわけではない」と説明し、「その程度の喃語も許されないなら他の人の会話も禁止すべきでは」と抗議したものの、結局は追い出されるように診察室を後にせざるを得なかった。女性は「涙が出るほど悲しかった。幼い子を病院に連れて行くのがそれほど大きな罪なのか」と訴えている。

番組に出演したソン・スホ弁護士は「手術中ならともかく、単なる診察で喃語を理由に拒絶するのは行き過ぎだ」と指摘。韓国オープンサイバー大学のパク・サンヒ教授(相談心理学)も「深刻な少子化の時代に、子どもを過剰に排除する姿勢は残念だ」と述べた。一方で、パク・ジフン弁護士は「喃語の程度は主観的なため、医療陣にとっては集中を欠く音量だった可能性もあり、双方の立場を見る必要がある」と慎重な見方を示している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News