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【07月12日 KOREA WAVE】韓国・大邱(テグ)市達西(タルソ)区にある障害児専門の保育園で、園児約15人が保育士らから日常的に暴行を受けるなどの集団虐待事件があり、地元警察が捜査を進めている。被害児童は全園児の約半数にのぼり、防犯カメラには2カ月間で500件を超える虐待行為が記録されていた。障害のため被害を訴えられない子どもたちの状況を悪用したとみられ、批判の声が強まっている。

大邱警察庁などによると、警察は児童虐待処罰法違反や障害者福祉法違反などの疑いで、同保育園の園長や保育士、言語療法士ら計6人に対する告訴状を受理し、捜査している。6人は園児を虐待したか、それを黙認・放置した疑いが持たれている。

警察が押収した2025年10〜12月の60日分の防犯カメラ映像には、凄惨な実態が記録されていた。保護者らが確認したところ、虐待行為は計500件以上に達し、主に園児の頭部を狙った加害行為が集中。額や口をたたく、耳やもみあげを引っ張る行為のほか、体を激しく押さえつける、髪をつかんで頭をたたく、木製の教材で暴行するなどの様子が映っていた。中には1人で100回以上の虐待を受け、頭にこぶやあざができた児童もいた。

さらに、虐待の加害者とされる教員が、授業中に教室で大の字に寝転がったり、スマートフォンを操作したりして保育を放棄する姿も確認された。保育園の防犯カメラの法定保管期間は60日のため過去2カ月分の映像しか残っていないが、保護者らは子どもの様子が不自然になった時期などから、「早ければ2025年4月ごろから虐待が始まっていたのではないか」と訴えている。

被害に遭った児童の多くは障害があり、自身が虐待されている状況を正確に認識したり、言葉で周囲に助けを求めたりすることが困難だった。保護者らは、子どもが突然自分の頭をたたいたり、耳をふさいで身構えるような仕草を見せたりしていた理由について、警察の捜査が始まって初めて「虐待から身を守るための防御行動や自傷行為だった」と気づいたという。

保育園側の対応の遅さにも非難が集まっている。園側は2025年12月に事件が発覚した際、「該当の教員は出勤していない」とする謝罪文を出したが、その後詳しい説明は行っていない。また、加害教員の一人は警察の捜査開始後も2026年4月まで同園に勤務を続けていた。

被害児童の保護者や市民団体などは8日、達西区庁前で記者会見を開き、障害児保育の安全性確保や被害児童への支援など、行政による抜本的な対策を求める方針だ。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News