【7月12日 AFP】米カリフォルニア州選出の民主党下院議員ロ・カンナ氏は11日、イスラエルが占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区を訪問中、武装したイスラエル人入植者によって「拘束」されたと述べ、イスラエル軍がそれに加担していたと非難した。

これに対し、イスラエル国防軍(IDF)はAFPへの声明で、8日にカンナ議員らの行く手を阻む行為に関与したとする同議員の主張を否定した。

カンナ議員はX(旧ツイッター)への投稿で、「米国製のM4(カービン)を振りかざしたイスラエル人入植者たちが、私のパレスチナ訪問中に私や他の米国人たちを拘束した」と明かした。

さらに、イスラエル軍が現場に到着した際、「彼らは入植者の側に立ち、私たちの拘束を続けた。彼らは重大な過ちを犯した」と付け加えた。

カンナ氏とその一行が米紙ニューヨーク・タイムズに提供した映像や証言によると、ヨルダン川西岸地区南部の小さな村の外で、武装した男たちのグループが道路を封鎖し、ヘブライ語やアラビア語で彼らに向かって罵声を浴びせている様子が映っていた。

カンナ議員が同紙に語ったところによると、イスラエル軍が現場に到着した際、兵士たちは入植者たちと言葉を交わし、その後入植者たちが立ち去ると、今度は兵士たち自身が道路を封鎖したという。

同議員は、「もし彼らが米国の下院議員を90分間も無力感に陥らせることができるのだとしたら、占領下にあるパレスチナの人々が日々どのように感じているか想像してみてほしい」と述べた。

米大使館やイスラエル警察への連絡を経て、最終的に通過を認められたという。

イスラエル軍はAFPに対する声明で、「キルベトザヌタ地域で、イスラエル人の民間人が外国籍の人物やメディア関係者の車両を不法に阻んでいるとの報告を受けた」と説明した。

「報告を受けてIDFの部隊が現場に派遣され、速やかに入植者らを解散させて封鎖された道路を再開した。同地域で活動していたIDFの兵士らは、道路の封鎖には参加していない」(c)AFP