「意志だけでは安全と平穏を守れない」…北朝鮮・金正恩総書記が語った本音と、核戦力「質量ともに拡大」の狙い
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【07月12日 KOREA WAVE】北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が、北朝鮮軍の最高意思決定機関である党中央軍事委員会拡大会議を開き、核戦力を質量ともに拡大・強化する方針を改めて示した。
朝鮮労働党機関紙は10日、党中央軍事委員会第9期第1回拡大会議が9日に開かれたと報じた。2月の第9回党大会で構成された第9期党中央軍事委員会の初の全体会議とみられる。
キム総書記は「人民軍を徹底的に野戦化、現代化し、実戦能力を高めなければならない」と述べ、全軍を対象にした重要課題を示した。
会議では、戦闘体系の技術基盤を更新し、核戦力を質量ともに拡大・強化する問題が議論された。そのために各軍の軍事基地を標準化、専門化、現代化する計画も協議されたという。
また、同紙は「偵察情報総局の機能と任務を多角的に拡大し、軍事偵察および情報・諜報能力を高めるための課題と方法が示された」と伝えた。偵察情報総局は、軍事情報収集や対韓国・海外工作を担う組織とされる。
海軍戦力強化に関する議論もあった。同紙は「海軍の地位と役割に大きな変化が始まったことに合わせ、現代的な海軍基地を建設し、各級造船所の能力拡張と技術改修を急ぐ問題が扱われた」と報じた。
キム総書記は、今回の会議で議論・決定された「重大な軍事的対策」に関する7件の命令書に署名したという。各軍に下達するための党中央軍事委員会の指示文が確定され、一部軍指揮官の人事措置もあった。
キム総書記は「祖国と人民の安全と平穏は、意志だけでは守れない。強力な軍隊の建設によってのみ、その強力な力ですべてを統制し、脅威を抑止できる時に真の平和を勝ち取ることができる」と強調した。
今回の会議では、北朝鮮の経済建設に軍を投入する方針も確定された。同紙は「全国の炭鉱地区を完全に変える歴史的大事業を実現するため、人民軍の活動方向と具体的任務を確定した」と伝えた。
これは、先月の党全員会議で決定された炭鉱地域の現代化事業に軍を大規模投入する方針を意味する。北朝鮮は2021年の第8回党大会以降、経済建設を軍の主要任務の一つとして位置付け、大規模建設事業に兵力を動員している。
キム総書記は「国家の全面的発展のための闘争でも、人民軍が変わらず主導的、核心的役割を果たさなければならない」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News