【7月12日 AFP】台風9号(アジア名:バービー)は11日夜、強風域を伴い中国東部に上陸した。200万人近くが避難している。国営の新華社や中国中央テレビ(CCTV)などが伝えた。

台風9号は午後11時20分(日本時間12日0時20分)頃、浙江省に上陸。地元気象台によると、中心付近の最大風速は秒速40メートル。台風は今後、勢力を弱めながら北西に進むとみられる。

浙江省の当局者は、沿岸地域で豪雨による鉄砲水、河川の氾濫、農地の浸水に対して警戒を呼びかけている。

浙江省では学校が休校となり、営業や屋外活動が中止された。空港では400便以上が欠航し、一部列車も運休となった。

店舗や住宅ではシャッターを木材で補強し、窓にテープを貼る様子が見られた。

温州市当局は声明で「(最悪の)事態に備えるため、全力を尽くし積極的に人員を動員している」と述べた。これまでのところ被害や死傷者の報告はない。

先週、中国南部および中部では異常気象が猛威を振るい、豪雨と深刻な洪水をもたらした。国営メディアによると、洪水などにより39人が死亡した。

台風9号は11日午前、石垣島や宮古島など先島諸島に接近し、周辺地域に被害をもたらした。フィリピンでは地滑りなどで18人が死亡した。

台湾北部では1万4000人以上が自宅から避難。空港では数百便が欠航し、17万世帯以上が停電に見舞われた。(c)AFP