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【07月11日 KOREA WAVE】小学生の時にいじめ(学校暴力)を経験した子どもは、中学・高校へと進む青年期を通じて、幸福感が急激に低下するリスクが最大3.55倍も高くなるという追跡調査の結果がまとまった。

韓国保健社会研究院が発表した「青少年の全般的幸福感変化の類型化研究」によると、研究チームは2015年から2021年にかけて、小学生471人を対象に3回にわたる長期追跡調査を実施。子どもたちの幸福感の変化を5つのパターン(類型)に分類した。

分析の結果、小学生の時から幸福感が高く、中学・高校に進んでも上昇を続ける「理想的なグループ」と比較した際、最も幸福感が低い、あるいは急落するグループ(高水準出発急減型)に陥る最大の要因がいじめの被害経験だった。小学生時代にいじめに遭った経験が多い子どもほど、中学・高校への進学とともに幸福感が急落するグループに属する確率が「3.55倍」も高くなった。

学業ストレスや自尊感情、自殺念慮など、幸福感に関わる他の変数がいずれも1.5倍未満の影響にとどまったことと比較すると、いじめ被害が子どもの心に残す傷が突出して大きいことが分かる。

一方で、今回の研究では希望的な側面も確認された。中学校で幸福感が一気に落ち込んだものの、高校進学を機に上向く「高校期回復型」というグループも存在した。研究チームは「高校進学という環境の刷新が、加害者グループとの物理的な分離や、新たな友人関係の構築というリセットの機会になった可能性がある」と言及。年齢を重ねるにつれて感情のコントロール能力やレジリエンス(精神的回復力)が成熟し、過去のトラウマを和らげたとも推測できるとした。

韓国教育省の最新の学校暴力実態調査(2025年)によると、いじめの被害件数は増加傾向にあり、特に小学生の被害回答率は5.1%と、中学生(2.4%)や高校生(1%)に比べて著しく高い。

研究チームは「一時的に深刻な情緒低下を経験しても、再び這い上がれる『回復型』の存在は、予防プログラムが効果を発揮できる証拠だ」と指摘。事後の治療や対応にとどまらず、感情調節や自尊感情の強化、良好な友人関係の築き方を学ぶ「社会性と情動の学習(SEL)」プログラムを、発達段階に合わせて学校教育に組み込んでいくべきだと提言している。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News