【7月11日 AFP】大型で強い台風9号(アジア名:バービー)は11日、沖縄県の先島諸島に接近していて、周辺地域に被害が出ている。フィリピンでは地滑りで15人が死亡し、台湾で数千人が避難した。

気象庁によると、台風9号は沖縄県の石垣島付近の海上を北西へ進んでいる。その後、今週嵐に見舞われ甚大な被害を受けた中国に上陸する見込み。

フィリピン南部のミンダナオ島では、台風9号による豪雨で地滑りが2か所で発生し、少なくとも15人が死亡、6人が行方不明になっている。当局が発表した。

台湾では東部山岳地帯の花蓮県を中心に、約9000人が自宅から避難した。台湾北部と東部の多くの学校や企業が閉鎖され、数百の航空便が欠航した。

台湾の中央気象局は10日、「今夜から明日の日中にかけて、台風が台湾に最も接近し、その影響が最も大きくなる」と述べた。

台湾軍は2万8000人以上の兵士を緊急事態に備えて待機させており、台湾の頼清徳総統は、標高の高い地域の住民に「厳重な警戒」を呼びかけた。

台風9号は11日、先島諸島付近を通過した後、中国東部に上陸する見込みだ。

今週、中国南部および中部では異常気象が猛威を振るい、豪雨と深刻な洪水をもたらした。国営メディアは9日、洪水などによる死者数が39人に達し、依然として9人が行方不明だと報じた。(c)AFP