CadenceLIVE Korea 2025=ガオンチップス(c)KOREA WAVE
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【07月11日 KOREA WAVE】韓国の大手企業がシステム半導体の設計人材の大規模採用に乗り出し、ファブレス(半導体設計専門)やデザインハウスなど業界全体で人材の流れが変わりつつある。国内の半導体設計エンジニアの人材プールが限られるなか、大手企業への人材集中が深刻化すると、設計業界はインドやベトナムなど海外人材の採用に活路を見いだしている。

メガ・ニュース(MEGA News)のチョン・ファピョン記者の取材によると、下半期に入りSKハイニックスや現代自動車など主要大手企業がシステム半導体の設計人材を採用している。SKハイニックスが募集している設計職の人材分野には、従来、国内の中小設計会社が担ってきた回路設計、システム・オン・チップ(SoC)設計、フロントエンド、バックエンド領域が含まれた。現代自動車も下半期に車載半導体の独自設計と内製化を目的にSoCエンジニアを採用する。

ある半導体業界関係者は「大手企業の大規模採用が国内半導体エコシステムに地殻変動をもたらしそうだ。一部企業は人材を引き留めるための社内政策も作っている」と述べた。

大手企業の採用拡大により、これまでストックオプションと億ウォン台の年俸を武器に人材を誘致してきた国内人工知能(AI)半導体ファブレス企業の人材防衛にも非常事態が生じている。高い年俸条件を提示して人材をつなぎ留めてきたが、大手企業が提供する「堅実な雇用安定」と「確実な大規模成果給」という利点を上回るのは難しい。

国内主要AI半導体ファブレスのうち、有意な売り上げをあげている企業がない点も影響している。スタートアップは上場ロードマップが予期せぬ変数で遅れる場合、企業の存続とストックオプションの価値そのものが揺らぎかねない。エンジニア個人の立場では、スタートアップで長期的な不確実性を引き受けるより、資本力が検証された大手企業へ転じることが安全な選択肢だ。

AI半導体業界の関係者は「AI半導体企業で働く半導体エンジニア1人が1億ウォン程度の給与を受け取ると考えればよい。大半は修士・博士級の人材だが、最近は人材不足で学士も採用する雰囲気であり、学士人材も1億ウォンに近い給与を受け取るだろう」と説明した。

国内半導体人材エコシステムの最下層に位置するデザインハウスの状況はさらに深刻だ。現在、国内主要デザインハウス企業の大半は上場している。新たに流入する、または残留する人材に対し、今後の「大当たり」を期待できるストックオプションなどの誘因策が消えた格好だ。

年俸テーブルも大手企業やAI半導体スタートアップより低く形成されており、離職を促す要因として作用している。ジョブコリアによると、国内デザインハウスであるセミファイブ、ガオンチップス、コアジアセミの大卒新入社員の初任給は4000万ウォン台半ばだ。国内デザインハウスの中で最も多くの年俸を支給しているとされるエイディテクノロジーの初任給も5800万ウォン水準だ。

こうしたなか、デザインハウス業界が実施している解決策の一つが海外人材の誘致だ。

最近、ベトナムやインドなど海外エンジニアの技術水準が高まり、実務にすぐ投入できる人材の確保が可能になった。多数のデザインハウス企業が海外人材を国内に呼び込む方式を採用し、人材の空白を最小化している。

海外人材の採用は、中小設計企業の慢性的な問題である頻繁な転職を防ぐ効果もある。海外人材が国内就業時に発給を受けるビザの特性上、転職するには煩雑な行政手続きを経なければならない。内国人に比べ相対的に転職が自由ではない構造が、逆に企業の立場では彼らの人材を安定的に運用できる仕組みとして機能しているのだ。

デザインハウス業界の関係者は「大手企業の大規模採用により、社内で相当数の人材が流出するとある程度予想している。人材を引き留めるための努力はしてみるが、数億ウォン規模の成果給より大きな報酬を提示するのが難しい現実を踏まえ、技術力に優れた海外人材を補充する方向で戦略を多角化している」と打ち明けた。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News