【7月10日 AFP】イスラエルは今週、イランによる新たなドナルド・トランプ米大統領暗殺計画に関する情報を米国と共有した。複数の米メディアが9日、報じた。

米国とイランによる攻撃の応酬によって再び全面戦争へ突入するのではないかと懸念されており、トランプ氏は北大西洋条約機構(NATO)首脳会議後にトルコを出国する際、不可解にも最近導入した新型の大統領専用機ではなく、旧型機を使用した。

CNNは匿名の消息筋の話として、米政府はトランプ氏暗殺計画に関する情報を「絶え間なく」を監視してきたが、「イスラエルからの警告は新たなものであり、具体的な計画に関するものだった」と報じた。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)も同様に匿名の情報筋の話として、当該情報は「新たな」計画に関するものだと伝えた。

イランは長年、トランプ氏が第1期政権時の2020年1月にイランのガセム・ソレイマニ将軍の暗殺を命じたことに対する報復を誓ってきた。

AFPがこの報道についてホワイトハウスにと言わせたところ、匿名の高官は8日のトランプ氏の発言を参照するよう指示した。

トランプ氏はNATO首脳会議からの帰路、旧型機の機内で記者団に対し、「彼ら(イラン)は米国の指導者、つまり私を排除したがっている。私はあらゆる(殺害)リストに載っている。けさも、彼らのあらゆるリストに私が載っているのを見た」と述べていた。

トランプ氏はトルコを出国する際、旧型の大統領専用機を使用し、カタールから贈られた新型機を先に英国へと向かわせた。

新型機導入後初の外国訪問中での乗り換えをめぐっては、新型機の安全機能が不足していたためではないかとの臆測を呼んだ。特に、米国がトルコと国境を接するイランへの新たな攻撃を開始したばかりというタイミングだったからだ。

米紙ニューヨーク・タイムズは8日夜、この乗り換えは「安全上の予防措置」として米大統領警護隊(シークレットサービス)の要請により行われたと報じた。

トランプ氏は記者会見で安全面に関する質問をかわしたが、過去のイラン側が企てたとされる暗殺未遂事件に言及した。(c)AFP