韓国スタートアップ投資、上半期で前年年間実績超えも初期案件は減少
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【07月10日 KOREA WAVE】2026年上半期の韓国国内スタートアップ投資額が前年同期比で3倍以上急増し、上半期だけで2025年の年間実績を上回った。ただ、人工知能(AI)、ロボティクス、半導体などディープテック関連の後期ラウンドと大型案件に資金が集中し、初期・非ディープテック領域では「案件不足」と「創業氷河期」との診断が出ている。
ザ・VC(韓国非上場スタートアップ・中小企業投資統計)によると、2026年上半期の韓国スタートアップ・中小企業の累積投資額は7兆8005億ウォン(約8580億円)で、2025年の年間実績6兆9358億ウォン(約7629億円)を上回った。4~6月期基準の投資件数は282件、投資額は5兆6271億ウォン(約6190億円)だった。
上半期の投資件数は前年同期比5.4%減少したが、金額は204.7%急増した。ドゥナムの大規模な旧株取得取引2兆2160億ウォン(約2438億円)を除いても、累積額は5兆5692億ウォン(約6126億円)で、前年の2倍水準だ。
しかし、創業現場の体感は異なる。上半期基準でシードからシリーズAまでの初期ラウンド投資件数は368件で、前年同期より16.9%減少した。一方、シリーズB~Cの中期ラウンドとシリーズD~プレIPOの後期ラウンド投資件数はそれぞれ14.3%、83.8%増え、一部の大型案件にだけ資金が集まった。
上半期のスタートアップ投資資金が、ハードウェア基盤のディープテックスタートアップと後期ラウンドに集中し、選別投資の流れが強まっているとの分析だ。
生成AIスタートアップのアップステージ、AI半導体スタートアップのエクシナとディノティシア、ヒューマノイドロボット企業ホリデーロボティクスが相次いで900億~1000億ウォン以上の大型ラウンドを成立させ、資金集中を主導した。アップステージは1800億ウォン(約198億円)を誘致し、「ユニコーン」になった。ホリデーロボティクスはシリーズAで1500億ウォン(約165億円)を集め、設立2年でユニコーン入りを目前にしている。
2026年上半期のAI・ロボティクス分野の投資額は2兆6850億ウォン(約2954億円)で、前年同期比485.2%急増した。
初期ラウンドの中でも、資金は少数にのみ集中している。初期投資金のうち100億ウォン(約11億円)以上の案件比率は、2025年の49.0%から2026年は71.8%に跳ね上がった。
業界関係者は「以前はシードに10億~20億ウォンを分けて投じていたとすれば、今は審査基準を一段と高め、その資金を1、2チームに100億ウォン単位で集中させる方向に変わった。大型案件とAI・ロボティクスをはじめとするディープテック分野を中心に、選別的投資の流れがさらに強まっている」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News