韓国サッカー協会長選で不正疑惑…審判に「鄭夢奎氏支持」と見返り約束か
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サッカー韓国代表の成績不振の責任を取って辞任したチョン・モンギュ(鄭夢奎)大韓サッカー協会前会長を巡り、2025年2月の協会会長選挙の際、協会高官らが選挙人に対して昇級などの見返りを条件にチョン・モンギュ氏への投票を働きかけていた「不正選挙疑惑」が浮上し、激しい批判が起きている。
KBSの報道によると、第55代サッカー協会会長選挙で192人の選挙人団の1人に選ばれた現役審判が、選挙の5日前に審判評価官から「チョン・モンギュ会長を推してくれ。君は昇級の時期だろう。K3やK4リーグへの割り当てを助けてあげる」などと、支持を呼びかけられる電話を受けていた。審判評価官は、審判の昇級や試合割り当てに絶大な影響力を持つ立場だ。
この評価官は投票前日にもソウル市内のカフェに審判を呼び出し、チョン・モンギュ氏への支持を再度要求。その場には、当時協会の執行部理事だったムン・ジンヒ審判委員長も同席していたという。
サッカー協会の選挙管理規定では、候補者本人と選挙事務員(3人)以外による選挙運動を厳格に禁じているほか、職務や利益の提供・約束行為、選挙人名簿の不正閲覧も禁止されている。しかし、この選挙でチョン・モンギュ氏は85%を超える圧倒的な得票率で4選を達成し、ムン・ジンヒ氏は選挙後に審判委員長に任命されていた。
関与を指摘された評価官は「選挙運動には参加していない」と否定し、ムン・ジンヒ氏は無回答、サッカー協会は「候補者個人の活動」と一線を引いている。
サッカー協会の会長選は、傘下団体のトップやクラブ代表、抽選で選ばれた選手・審判らによる「間接選挙」で進められる。選挙人団の約3分の1を協会関係者が占める構造から、以前より「協会カルテル」を維持するための手段になっているとの批判が絶えなかった。
チョン・モンギュ氏が今月6日に会長を辞任したことを受け、協会は現在、副会長による職務代行体制へと移行。60日以内に次期会長を選出する予定だが、選挙そのものの不透明な実態が露呈したことで、協会の根底からの刷新を求める声はさらに強まりそうだ。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News