韓国ウェブ漫画原作ドラマが相次ぎヒット…IP拡張が成長のカギ
このニュースをシェア
【07月09日 KOREA WAVE】韓国でウェブ漫画原作ドラマのヒットが相次ぎ、動画配信サービスにも追い風となっている。市場調査会社モバイルインデックスによると、先月のネットフリックスの月間利用者数は前月比5.5%増の1617万人と過去最多を記録した。
映像化の効果は原作にも波及する。ネイバーウェブトゥーンによると、ドラマ「新入社員カン会長」の放送後2週間で、原作ウェブ漫画の閲覧数は以前の43倍に急増した。「喧嘩独学」の作家キム・ジョンヒョン氏も、日本でネットフリックスドラマ化された後、原作を読み返す読者が増えたと話す。
ただ、映像化が直ちにプラットフォーム企業の成長解決策になるわけではない。収益は制作会社、放送局、プラットフォーム、作家で分け合う構造で、作品ごとの差も大きい。韓国コンテンツ振興院によると、2024年の韓国ウェブトゥーン市場規模は2兆2856億ウォン(約2411億円)で、前年比4.4%増にとどまった。
業界は今、優れたIPをドラマ、映画、アニメ、ゲーム、グッズへ広げる長期戦略に力を入れる。カカオエンターテインメントは「俺だけレベルアップな件」をネットフリックス実写ドラマとして制作する。同作はアニメやゲームにも広がった代表的IPだ。
一方、映像化は制作費が大きい高リスク事業で、有名ジャンルや検証済みの世界観に偏りやすい。創作者側からは、映像化を意識しすぎるとウェブ漫画本来の面白さが狭まるとの懸念も出ている。業界では、個別のヒットに頼らず、原作発掘から多角展開、海外流通、ファン事業へつなぐ循環構造が必要だとの声が強まっている。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News