韓国企業のSNSに「部長」キャラ登場…100万再生超えで会社イメージ刷新
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【07月08日 KOREA WAVE】白いブラウスに長髪のかつらをかぶった男性がカメラに向かって熱唱する。韓国の主要経済団体、韓国経済人協会の公式YouTubeチャンネル「クジョク」で公開された広報動画が、今、熱い視線を集めている。
動画に登場するのは、同協会のキム・ヨンチュン広報室長で、映画の登場人物に扮し、名作の歌唱シーンをパロディー化したものだ。
歌詞を「いいね、コメント、チャンネル登録をお願い」と替え歌にしてコミカルに踊る姿が受け、公開からわずか2日で再生回数は2600回を突破、同チャンネルの上位5位に入る人気コンテンツとなった。
視聴者からは「応援している」「コメントを残さずにはいられない」といった好意的な声が相次ぎ、キム室長は職員の間で「リール(ショート動画)を撮る部長」として親しまれている。
韓国の財界では今、従来の硬いイメージを脱却し、一般大衆との距離を縮めるためにSNS発信を強化する動きが目立っている。特にトレンドを取り入れた、あえて泥臭い「B級感性」の動画が人気だ。これまでは広報部署が裏方に徹することが一般的だったが、幹部みずからが出演してユーモアを披露する点が新鮮に受け止められている。
こうした動きは企業にも広がっており、代表例がサムスンSDSだ。企業間取引(B2B)が中心で一般消費者との接点が少なかった同社だが、YouTubeの活用で劇的な変化を遂げた。同社は中堅社員を「イ部長」というキャラクターに仕立て、ヒットドラマをパロディー化した動画を配信したところ、これが大ヒットして動画の再生回数は233万回を超えた。
ほかにも複数の動画が100ワット回再生を突破している。この取り組みにより、同社コンテンツの平均再生回数は、2025年下半期の約2万7000回から、2026年上半期には約55万回へと20倍に急増し、企業に対する一般の認知度や関心を大きく引き上げることに成功した。
業界関係者は、かつては多額の費用を投じた広告に頼っていたが、今はSNSを通じて社員の率直な姿や親しみやすさを伝える時代になったと指摘し、SNSが企業への肯定的なイメージを植え付ける重要な役割を担っていると分析している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News