「在庫が5分で消えた!」物価高の韓国でスーパーに殺到する“オープンラン”の切実な台所事情
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【07月08日 KOREA WAVE】5日午前10時、ソウル市中区のイーマート店舗入口前には、ショッピングカートを押した市民が一人、また一人と集まった。この日はイーマートの割引イベント最終日。週末の朝から食品を少しでも安く買おうとする人々の足が続いた。やがて「入場できます」という職員の声がかかると、市民らは競うように売り場へ向かった。
来店した市民らは急いで買い物かごを満たした。かごに入った品物は果物、肉、卵、菓子など日常的に食べる食品だった。特に卵は陳列棚に積まれていた在庫が約5分でなくなった。職員が倉庫から残りの在庫を出してくるほど、店内は慌ただしかった。
城東区から来たイ・ミスクさん(71)は「今日が割引の最終日なので、わざと早く来た。最近は値上がりしていない物がないだけに、予算内でできるだけ多く買って帰ろうとしている」と話した。そしてすぐにスイカ1玉をカートに入れた。
割引イベントの「オープンラン(開店前から並ぶ現象)」は物価高のためだ。国家データ処が2日に発表した6月の消費者物価動向によると、6月の消費者物価指数は119.99で、前年同月比3.2%上昇した。2年6カ月ぶりの高い上昇率だ。
需要の多い農畜水産物は前年同月比3.2%上昇した。品目別では、韓国産牛肉が7.5%、豚肉が4.49%、サバが4.76%、リンゴが3.13%上がった。この日、店内で人気品目だった卵は10.3%、スイカも10.92%上昇した。
人気を集めた理由は、割引対象品目だったためだ。スイカは3万900ウォン(約3400円)から1万8540ウォン(約2000円)で販売され、卵30個は6000ウォン台(約660円台)で売られた。韓牛は一部品目を除き半額で販売された。精肉コーナーを見ていたハン・スミさん(59)は「卵の価格が高すぎて、米国産卵が入ってきた時に安く買ったことがある。食卓物価があまりにも上がって大変なので、物価が安定してほしい」と話した。
市場には大型スーパーより安い価格表が付いた品目もあった。ソウル市鍾路区の東廟前に設けられた屋外市場では、リンゴ、マクワウリ、トマトなどを1かごすべて5000ウォン(約550円)で販売していた。1かごに8~10個入っており、1個当たりの価格は500~625ウォン(約55~69円)水準だった。
市場を訪れた客の大半は高齢層だった。客らは品物を見た後、少ない人で5000ウォン、多い人で5万ウォン(約5500円)分の果物を買っていった。ソ・ドンジンさん(74)は「今回買っておけば、思う存分食べられそうだと思った」と話した。
果物店関係者は「午前9時から販売を始めたが、予想よりはるかに多くの客が集まった。おそらく全国で最も安く販売している場所の一つだろう」と話した。続けて「物価が大きく上がり、経済的余裕が相対的に少ない高齢層の来店が特に多い」と述べた。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News