【07月08日 KOREA WAVE】
イ・ジェミョン(李在明)大統領との写真撮影に臨むイ・ビョンテ氏=青瓦台(c)news1
イ・ジェミョン(李在明)大統領との写真撮影に臨むイ・ビョンテ氏=青瓦台(c)news1

SNS上での発言を巡り「5・18光州民主化運動(光州事件)」をおとしめたとの批判を浴びていた、韓国大統領直属の規制合理化委員会で副委員長を務めるイ・ビョンテ氏が6日、大統領府(青瓦台)からの辞任勧告を受け入れ、自ら職を退いた。

イ・ビョンテ氏は自身のFacebookで「最近、個人のSNSに掲載した文章が社会的議論と政治的攻防に発展した。任命権者(大統領)や政府に負担をかけてはならないという判断と、自主辞任の勧告を受け、熟慮の末に退くことを決めた」と明らかにした。

一方で、与党側からの批判に対しては「誰しも自身の聖域はあるが、特定の集団の聖域を他人に強要する社会になってはならない。特に権力がこれを強要しないことこそ民主主義の本質だ」と反論。「私たちは自分の考えを自由に語れる社会に進むべきであり、必要な論点を投げかけたという自負に変わりはない」と強調した。

事の発端は、高校野球の試合における応援スローガンに関する議論だった。イ・ビョンテ氏は自身のFacebookに「この地で5・18が聖域になったこと」「大韓民国よりも、キム・ジョンウン(金正恩)氏の写真が載った新聞が雨に濡れるのを見て泣き叫ぶ北朝鮮の姿(のようだ)」などと投稿。これが与党や世論から「光州事件の犠牲者を侮辱している」と激しい反発を招いた。大統領府は4日に「不適切な振る舞い」として厳重警告したものの、イ・ビョンテ氏が主張を曲げなかったため、6日に辞任を勧告していた。

韓国科学技術院(KAIST)の名誉教授であるイ・ビョンテ氏は、保守系の論客として知られ、イ・ジェミョン(李在明)大統領が「国民統合と実利」を掲げて今年3月に抜擢したばかりだった。陣営を超えた象徴的な人事として注目されていたが、わずか4カ月での引退となった。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News