外国人観光客を攻略する免税業界のグラフィック(c)MONEYTODAY
外国人観光客を攻略する免税業界のグラフィック(c)MONEYTODAY

【07月07日 KOREA WAVE】韓国の免税業界が夏の休暇シーズンと訪韓外国人の増加傾向に合わせ、KビューティーとKフードを前面に出したマーケティングを強化している。個人観光客中心に消費パターンが変わる中、新進ブランドを発掘し、地域の特色を盛り込んだ商品や観光客を狙ったプロモーションを用意している。

文化体育観光省によると、2026年6月第3週までに訪韓した外国人観光客は1000万人を超えた。7月中旬に1000万人を突破した2025年の記録を、約1カ月短縮したことになる。

免税業界は、外国人観光客の間でKビューティーとKフードの需要が高まった点を踏まえ、接点拡大に乗り出した。

ロッテ免税店は新進ブランドの入店強化に焦点を合わせた。化粧品・香水分野では、エスネイチャー、グルタネックス、スキンシューティカルズなどの新規ブランドを入店させた。食品類も入店ブランドを拡大した。韓国国内免税業界で単独展開するBTS(防弾少年団)協業フードブランド「ARIH(アリ)」をはじめ、ディライトプロジェクト、クランティンなどの手軽・健康食品ブランドを入店させ、飲料類やロッテホテルキムチなど伝統食品ブランドまで範囲を広げた。6月には正官庄と業務協約を結び、免税店単独商品を企画している。

地域特性に合うKビューティー・Kフード商品も展開する。金海空港店では、釜山を代表する土産を目標に開発した「釜山チョコレート」を2日に単独発売した。済州空港店では、ツバキやマンダリンなど済州の原料で作ったハンドクリーム、マスクパックを販売する。

現代免税店は貿易センター店にKビューティーのセレクトショップ「スキンラボ・ソウル」をオープンした。外国人観光客の間で韓国旅行時の購入必須品目に挙げられるKビューティーブランドを一堂に集めた空間だ。ザ・セルラボ、セルベイン、スノートックス、セルメ、リジュビオンなど15のKビューティーブランドを扱う。皮膚科専門医が設立した機能性化粧品ブランドや、専門薬剤師とバイオテック企業が協力して作ったブランドなど、海外で関心の高い「Kダーマコスメ」が中心となっている。

新世界免税店は外国人個人観光客に、購入金額に応じてビューティーパッケージとクーポンブックを提供する。8月31日まで、キャセイパシフィック航空の会員認証と積み立て申請を済ませた外国人個人観光客向けのプロモーションも用意した。対象客が購入と商品受け取りを完了すると、購入金額1000ウォン(約105円)につき3アジア・マイルを積み立てられる。キャンペーン期間中、最大3000アジア・マイルまで積み立て可能だ。

業界関係者は「数年前までは団体観光客中心の高級バッグや高価な化粧品が主力だったが、最近は個人観光客中心のトレンドショッピングが活発になっている。韓国食品、化粧品、健康機能食品を比較して購入する傾向が強まり、新たなブランドを発掘して紹介することが重要になった」と話した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News