DDPマガジンライブラリー内にあるデザインショールーム(c)NEWSIS
DDPマガジンライブラリー内にあるデザインショールーム(c)NEWSIS

【07月07日 KOREA WAVE】韓国で、カフェやスタディーカフェを利用して勉強する「カフェ勉族」が増えている一方で、物価高による飲料価格や利用料の負担は依然として小さくない。こうした中、民間カフェに代わる公共ワークスペースが、若者層を中心に新たな選択肢として浮上している。

実際にソウル市内には、洗練されたインテリアとノートパソコン作業環境を備えた無料空間が相次いで登場している。

感覚的なインテリアと多様な作業空間を備えたDDPマガジンライブラリーは代表的な事例だ。6月29日午前10時ごろに訪れたこの場所は比較的すいていたが、午後になるほど座席が急速に埋まっていった。ほとんどの座席にはノートパソコン利用のためのコンセントが設置され、無料Wi-Fiも提供されている。

空間にはデザイン、建築、インテリアなど多様な分野の国内外の雑誌や書籍が備えられており、単なる作業空間を超えてコンテンツを探せる機能も備えている。休憩空間には障害者用リフトも設置され、アクセス性も高めた。

マガジンライブラリー関係者は「午後には座席の大半が埋まるほど利用客が多く、週末には訪問客がさらに増える。20~30代のノートパソコン作業利用者が最も長く滞在する傾向がある」と話した。

現在、空間の一部では追加拡張工事が進められており、完了すれば約50人以上を追加で収容できる見通しだ。

ソウル市永登浦区の国会図書館も、代表的な無料作業空間に挙げられる。膨大な資料を備えた専門図書館であると同時に、ノートパソコン作業が可能な開放型学習空間としても活用されている。

ただ、保安手続きは厳しい。入館時には個人の所持品をロッカーに預け、必要な物品だけを透明バッグに入れなければならない。

この日訪れた2階のデジタル情報センターと社会科学資料室は、学生や就職準備生でにぎわっていた。ほとんどの座席にコンセントと無料Wi-Fiが備えられており、長時間の作業にも支障はなかった。

就職準備生の男性(26)は「カフェより静かで、コンセントやWi-Fiもよく整っているのでよく利用する。採光がよく、長く勉強しても息苦しくない点が最も満足している」と話した。

国会図書館は会員登録後、入館証の発給を受けて利用でき、モバイルアプリでも入館できる。

江東区高徳洞の「江東森の中図書館」は、自然に親しめる環境が強みだ。2025年5月に開館し、2026年で運営1年目を迎えたこの図書館は、最新施設らしく非常に清潔な内外観を誇る。明逸近隣公園のふもとに位置し、窓の外の森を眺めながら作業できる構造だ。

地上2~3階にはノートパソコン作業用の座席が集中的に配置され、1人席や窓側席など、集中できる空間が多様に構成されている。各座席にはコンセントと高速Wi-Fiも提供される。

キオスク(無人注文機)を通じたノートパソコン・タブレット貸し出しサービスも運営中だ。満足度が高い分、座席確保の競争は激しい。この日午後3時ごろに訪問した江東森の中図書館の2~3階は、空席を探すのが難しいほど利用客でいっぱいだった。民間カフェとは異なり、利用時間制限の条件が別途ないため座席の回転率が低く、希望する席を確保するには「オープンラン(開店前から並ぶ現象)」が必須だ。

この場所をよく利用するという住民の女性(24)は「試験勉強をしたり、ノートパソコンで課題や個人作業をしたりする時、最初に訪れる最適な場所。施設がとてもきれいで、森を眺めながら楽に集中できるため、民間スタディーカフェに行く理由がなくなった」と話した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News