テヘランでハメネイ師の葬列、数百万人参列 報復示す「赤色旗」も
このニュースをシェア
【7月6日 AFP】イランの首都テヘランで6日、前最高指導者アリ・ハメネイ師の葬列が行われ、市民らが多数参列した。当局の推計によると、通りを埋め尽くした人の数は数百万人規模に上り、初代最高指導者ルーホッラー・ホメイニ師の葬儀と同等の規模となる可能性もあると伝えられている。
当局による公式な参列者数は発表されていないが、AFPの映像では、首都の主要な大通りを埋め尽くす凄まじい数の群衆が確認できる。
ハメネイ師の葬儀は、米国およびイスラエルとの5週間にわたる戦争を終えたイランにとって、国家の強靭さ(レジリエンス)を誇示する機会にもなっている。しかし、世間の関心はハメネイ師の後継者である息子のモジタバ・ハメネイ師に集まっている。同師はハメネイ師の後を継いで以降、一度も公の場に姿を現していない。
葬列を前に、ハメネイ師の遺体はテヘランの大規模礼拝施設「グランド・モサラ」に2日間安置されていた。その後、棺の行進が始まった。AFPの映像では、通りを進む棺が花びらで覆われている様子が捉えられている。
1989年に執り行われたホメイニ師の葬儀では参列者が殺到し、10人以上が死亡、1万人以上が負傷する事態となった。当局は同様の混乱を防ぎたい考えだ。国営イラン通信(IRNA)によると、当時の参列者数は約1000万人に上ったとされる。
葬列の参列者たちは、イランの国旗や、イランが支援するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの旗、そして報復を象徴する赤色旗を振りながら通りを行進した。国営メディアによると、テヘラン東部のイマーム・フセイン広場では、ドナルド・トランプ米大統領を絞首刑に見立てて吊るす人も見られた。
今後、葬列は7日に聖地コムで行われ、8日にはイラクの聖地ナジャフとカルバラでも行われる。9日、故郷である北東部マシュハドで遺体が埋葬され、一連の儀式は幕を閉じる。(c)AFP