【7月6日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は6日、自国の防空能力を強化するために「強力な決定」を下すよう同盟国に呼びかけた。トルコでの北大西洋条約機構(NATO)サミット開催を翌日に控えたタイミングでの発言となった。

ゼレンスキー氏の発言は、首都キーウに対する同日未明のロシア軍による攻撃で14人が死亡したことを受けてのものだ。キーウに対する攻撃はここ1週間で2度目となった。先週2日の攻撃では30人以上が死亡した。

欧州連合(EU)も、ウクライナに対する防空強化が必要だと述べた。

同日未明の攻撃では、キーウの集合住宅が大きく破損。上層階が二つに裂けた。キーウのAFP記者は10回以上の爆発音が聞こえたと伝えた。記者らによると、最初の爆発音から約30分後、再び爆発音が連続して鳴り響き、上空には閃光が走ったという。

ロシアは、キーウに対する直近2回の攻撃で、迎撃の難しい弾道ミサイルを投入。これを受け、ゼレンスキー大統領は同盟国に対し、米国製の地対空ミサイルシステム『パトリオット』用の先進ミサイルを供与するよう、改めて訴えた。

7日に始まるアンカラでのNATOサミットの傍らで、ドナルド・トランプ米大統領と会談するとみられているゼレンスキー氏は、「世界、特に米国と欧州のパートナーが、アンカラでのNATOサミットにおいて、われわれの防空、そして一般市民の命を守るための強力な決定を下すことが極めて重要だ」とSNSに投稿した。

また6日未明の攻撃については、キーウとその周辺地域で、少なくとも14人が死亡し、約60人が負傷。また、ロシアがミサイル68発と無人機351機で攻撃を実施したことを明らかにした。(c)AFP