【7月6日 AFP】イランの首都テヘランで5日に執り行われた前最高指導者アリ・ハメネイ師の葬儀に、息子3人が参列したが、後継者であるもう一人の息子モジタバ・ハメネイ師は依然として姿を現さなかった。

多くの弔問者が、2日続けてテヘランの大規模礼拝施設「グランド・モサラ」に集まり、2月28日に米国の情報に基づくイスラエルの空爆で亡くなったアリ・ハメネイ師と4人の親族の葬儀に参列した。

この葬儀は、35年以上にわたってイスラム共和国を統治したアリ・ハメネイ師を埋葬するだけでなく、イスラエルおよび米国との戦争を経たイラン当局が、自国の立ち直る力を誇示する機会ともなっている。

対米首席交渉官のモハマドバゲル・ガリバフ国会議長はX(旧ツイッター)で、「イスラム・イランの誇り高く無敵の国民が一丸となって」自国の「殉教者」に敬意を表したことを称賛した。

6日にはテヘランで葬列が予定されており、7日には聖地コム、8日にはイラクの聖地ナジャフとカルバラでも同様の行事が行われ、9日にはイラン北東部にあるアリ・ハメネイ師の故郷マシュハドで埋葬が行われる。

5日、アリ・ハメネイ師の長男モスタファ氏と、ともに聖職者である弟マスード氏とメイサム氏が異例となる公の場に姿を見せた。

しかしそれは、父の殺害された直後に最高指導者に指名されながらも、いまだに公の場に姿を現していないモジタバ・ハメネイ師の不在を一段と際立たせる結果となった。

当局者はモジタバ・ハメネイ師が空爆で負傷したと述べているが、そのけがの程度は不明なままだ。これまでのところ、モジタバ・ハメネイ師は書面による声明でのみ発信を行っており、けがが重いのではないか、あるいは再び標的にされる危険を警戒しているのではないかという臆測が飛び交っている。

儀式の残りの日程、特に埋葬において、モジタバ・ハメネイ師が公の場に姿を現すかどうかに強い注目が集まっている。(c)AFP