【7月5日 AFP】米国のJD・バンス副大統領は4日、米ニューヨークに停泊中の強襲揚陸艦キアサージの甲板から行った独立記念日の演説の中で、米国の「不完全さ」を批判する人々を猛烈に非難した。

バンス氏の演説は、1776年7月4日の独立宣言署名から250周年の節目を祝うため、20か国以上から集まった数十隻の大型帆船がニューヨーク港に入港する中で行われた。

バンス氏は「本日、皆さんはわが国の偉大さではなく、わが国の不完全さについて執拗(しつよう)に語る、少数ながらも声の大きい人々の言葉を耳にするだろう」と述べた。

「彼らは地獄の火を説く宣教師のような怒りと熱意を持って米国の罪を語るが、キリスト教の信仰に不可欠であるはずの寛大さや許しの心は微塵も持ち合わせていない」と語り、こうした批判者たちは「米国の本質を誤解している」と付け加えた。

また、国民に対し「同胞に対する平面的な見方を拒絶し、自国に対する平面的な見方を拒絶してほしい」と呼びかけた。

バンス氏のコメントは、3日に米国のアイデンティティーを脅かす急進左派や極左をさらに強い言葉で非難し、「わが国で、共産主義の脅威が再燃している」と告発したドナルド・トランプ大統領の主張に呼応するものだった。

二つの演説は、米国の歴史における重大な節目が、深い政治的分断の最中に迎られたものであると同時に、祝福の瞬間でもあるという事実を象徴している。(c)AFP