ロシアによる戦略的要衝制圧発表 ウクライナは「嘘」と一蹴
このニュースをシェア
【7月5日 AFP】ウクライナは4日、ロシア軍がウクライナの戦略的都市コンスタンチノフカを占領したとするロシアによる前日の発表を否定した。同市は東部ドネツク州におけるウクライナ軍の拠点であり、ロシア軍にとって主要な標的となっている。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はロシアの発表を否定しており、ウクライナ軍の報道官もAFPに対し、同市は依然としてウクライナの統制下にあると述べた。
ウクライナ軍のアンドリー・コバリョフ報道官はAFPに「困難な状況が続いている」としつつも、コンスタンチノフカは「ウクライナ側の統制下にある」と語った。
ウラジーミル・プーチン大統領は3日、コンスタンチノフカ制圧をめぐり兵士らに謝意を表した。ロシアは数か月にわたって人口7.8万人の同市の制圧に臨んでいた。
同市への攻撃でロシア軍は、少数の兵士グループを送り込んで潜入し、陣地を確保するという作戦を用いている。この作戦は、2025年末にウクライナの都市ポクロフスクを占領した際にも使われた。
コンスタンチノフカは、ロシアがドンバス地域における最終目標として掲げるドネツク州西部の主要都市スラビャンスクやクラマトルスクへとつながる道路上の重要拠点だ。
コバリョフ報道官は4日、「ウクライナの防衛隊は指定された防衛線に沿って陣地を維持し続けている」と述べ、ロシア軍の小規模なグループが町に潜入しているが戦闘は継続中と強調した。
しかし、ロシア国防省は「ロシア軍は町の南部から北部の外縁に至るまで、全域に展開している」と発表している。
ロシア側の主張を受け、ゼレンスキー氏は「ロシアのいつもの嘘にすぎない」と一蹴。
同氏はSNSへの投稿で「もしコンスタンチノフカがロシア制圧下にあるのなら、プーチン氏は現地で私と会い、この戦争をようやく終わらせるための外交的な道を見つけることに何の問題もないはずだ」と述べた。
プーチン氏は、4年以上続く戦争を終わらせるためのゼレンスキー氏との会談を繰り返し拒否し、ウクライナ東部の残りの地域を武力で占領する意向を示している。
ゼレンスキー氏とプーチン氏はそれぞれ、アンカラで今週開催されるNATO首脳会議を前に、ウクライナでの戦争についてドナルド・トランプ米大統領と個別に会談した。ゼレンスキー氏はX(旧ツイッター)に「この戦争に終止符を打つ現実的な見通しがあり、米国の決意が決定要因となる」と投稿した。(c)AFP
