【7月4日 AFP】イランの首都テヘランの大規模礼拝所に3日、米国とイスラエルの攻撃で殺害されたイランの前最高指導者アリ・ハメネイ師らの遺体が安置され、1週間にわたる追悼行事が始まった。

厳重な警備の中、ハメネイ師や親族の棺が安置された礼拝所、グランド・モサラには政府要人や外国からの弔問者が訪れた。

国営テレビでは、マスード・ペゼシュキアン大統領やモハマドバゲル・ガリバフ国会議長が国旗に包まれた棺に敬意を表する様子が放映された。

戦闘終結に向けた交渉を担当するガリバフ氏は2日、「国民の復讐の呼びかけは、世界中の耳に響かなければならない」と声明で述べた。

イラン革命防衛隊のアフマド・バヒディ司令官も、2月に戦闘が始まって以来初めて姿を現した。礼拝所にはパキスタンのシャバズ・シャリフ首相やロシアのドミトリー・メドベージェフ元大統領らも弔問に訪れた。予定されている追悼集会には数百万人が参列する見込み。

テヘランでの式典の後、棺はイスラム​教シーア派の聖地ナジャフとカルバラに運ばれ、9日に神聖な巡礼地とされるマシュハドで​埋葬される予定。

紛争初日の2月28日の空爆で、ハメネイ師とその親族が死亡。米国とイスラエルは攻撃を継続し、紛争は中東各地に広がった。その後、米国とイランは停戦に合意し、戦闘終結に向けた最終合意の交渉を続けている。

ハメネイ師の息子で後継者のモジタバ・ハメネイ師も空爆により負傷したとされ、最高指導者になって以来公の場に姿を見せていない。今回の式典への出席も不明。(c)AFP