【7月3日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を目前に控えた2日、米国が他のNATO加盟国との「一方的(不公平)な」関係を継続するのは「ばかげている」と述べた。

NATO首脳会議は6~9日の日程でトルコの首都アンカラで開催される。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「彼ら(他のNATO加盟国)は米国を助けてくれなかった!!!」と主張し、米国とNATOとの関係は「互恵的ではない」と付け加えた。

米国の対イラン軍事作戦で、欧州の複数の同盟国が自国内の基地を米軍が使用するのを制限した。

トランプ氏は、こうした欧州の同盟諸国の対応を繰り返し批判している。

トランプ氏はまた、欧州の防衛については欧州が主導的な役割を果たすべきだと主張しており、米国はすでに欧州の防衛への関与を縮小する動きを見せている。

トランプ氏のトゥルース・ソーシャル投稿には、一部のNATO加盟国の防衛支出額を示す図が添付されていた。そこでは米国が、英国、フランス、イタリア、ポーランドよりもはるかに大きな金額をNATOに拠出している実態が示されていた。

トランプ氏からの圧力を受け、NATO諸国は昨年の首脳会議で、2035年までに防衛支出などを国内総生産(GDP)比5%に引き上げることに合意した。

NATOは1949年に設立され、現在の加盟国は32か国。米国主導の防衛力として欧州の安定を維持し、旧ソ連を抑え込み、数十年にわたって米国の超大国としての地位を確固たるものにするのにしてきた。(c)AFP