【7月7日 CGTN Japanese】グリーンランド北西部の米ピツフィク宇宙軍基地付近の水サンプルから高濃度のペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)が検出され、うちペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)の濃度は1リットル当たり1100ナノグラムに達していることが7月1日に報じられました。デンマークの研究者によると、同水準は欧州連合(EU)の制限値の約250倍に相当するとのことです。

デンマークの全国紙ポリティケン(Politiken)は、米国防総省のウェブサイトが発表した水サンプルデータを整理した結果、ピツフィク宇宙軍基地周辺ではPFAS汚染レベルがやや高いことを発見しました。グリーンランド環境当局は、同基地でPFASが使用されたかどうかに関する情報は把握していませんが、関連物質が多くの国で消火用泡材に使用されていたことを考慮して、同基地でも使用された可能性があると推測しています。

米国内のほとんどの軍事基地では、2017年にPFASを含む消火泡材が交換されましたが、ピツフィク宇宙軍基地は当時、交換されなかった数少ない基地の一つでした。米軍側は交換の有無や具体的な交換時期についてまだ回答していません。

PFASは有機フッ素化合物の大分類に属し、自然環境で分解しにくいため「永久性化学物質」とも呼ばれています。うちPFOSはPFASの一種であり、内分泌障害や発がん性リスクがあると考えられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News