【7月6日 CGTN Japanese】世界各地で高温が続く中、世界最大規模の日用品集散地とされる中国東部沿海の浙江省義烏市で生産される暑さ対策製品が世界的に人気を博しています。その中でも、冷感タオル、腰掛けタイプのウェアラブル扇風機、スマート卓上扇風機は「新三様(新たな三つの人気商品)」と呼ばれています。

義烏国際商貿城にある20平方メートルにも満たない店舗で最も目を引くのはハイテク電子製品ではなく、一見普通のタオルです。タオルを軽く水に浸し、数回振るだけで瞬時に冷たくなる――これが冷感タオルです。店主の黄さんによると、このタオルは不織布とメントールなどの素材を組み合わせたもので、首や腕に巻くとひんやりとした体感が得られます。軽量で携帯しやすく、丸めると手のひらサイズになり、特に屋外スポーツ、ジム利用者、屋外作業者に大きな人気があります。

黄さんによると、現在工場では4本の生産ラインが稼働しており、気温の上昇に伴い、1日の出荷量は約16万パックに達しています。今後、冷感タオルはさらに改良され、触感がより快適になり、冷感の持続時間もさらに長くなる見込みだということです。

冷感タオルが「素早い冷却」を解決する製品だとすれば、腰掛けタイプのウェアラブル扇風機は屋外作業者の両手を完全に解放する製品です。このファンはネックレスのように首に掛けるだけでなく、ズボンのウエストベルトにも取り付け可能で、手で持つ必要がなく、風量も十分です。屋外作業者のほか、釣り、サイクリング、クライミングなどのアウトドア愛好者にも適しています。

また、義烏の地元メーカーは2年前から音声操作機能付き扇風機を開発し、昨年にはスマートフォンによる独立操作機能も追加しました。新型扇風機は室温に応じて自動で風量を調整できるほか、人体追跡機能を備えたモデルもあり、「人が動くと風も追随する」仕組みになっています。こうしたAIスマート卓上扇風機は中国国内だけでなく、欧米市場でも高い人気を博しています。

現在、ヨーロッパの一部の国や地域では高温が続いており、義烏市越境EC協会の徐儼会長は、暑さ対策製品の需要は今後も増加し、越境ECの販売比率は着実に高まる見込みだと予測しています。義烏市市場発展委員会が発表したデータによれば、今年1~5月の義烏の越境EC取引総額は前年同期比10.23%増の811億7500万元(約1兆9420億円)となっています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News