【7月2日 AFP】大韓野球ソフトボール協会(KBSA)は1日、1980年の民主化運動に対する軍事弾圧を想起させる、スターバックスのマーケティングにおける不祥事に関連したヤジを飛ばしたとして、培材(ペジェ)高校の野球部に6か月の出場停止処分を下した。

韓国国内に2000店舗以上を展開するスターバックスコリアは、公式発表で市民165人が死亡したとされる光州(クァンジュ)事件の46周年にあたる5月18日に、「タンクデー(Tank Day)」と称した再利用可能タンブラーのプロモーションを行い、激しい反発を受けていた。

この騒動によりスターバックスコリアのCEO(最高経営責任者)は解任され、先週には全店舗が半日閉店し、光州事件の歴史的意義について全従業員が授業を受ける事態となっていた。

培材高野球部員たちは、6月29日に行われた試合で対戦した光州第一高校の選手たちに向け、このスキャンダルを揶揄(やゆ)するヤジを浴びせたとされている。

ネット上の動画には、培材高の選手たちが「行こう、スターバックスへ行こう!」と声を合わせ、その後、一人の選手が「タンクデー!」と叫ぶ様子が映っていた。

光州一高のコーチがこれに抗議したため、試合は一時中断。その後再開されると、培材高が7-2で勝利した。

この試合の様子がネット上で拡散すると批判が殺到し、培材高は謝罪文を発表するに至り、KBSAからは出場停止の処分を受けた。

KBSAによると、「競技の秩序と精神を乱す行為への違反など」を理由に、培材高には7月1日から半年間の出場停止処分が下された。これにより同高はこの大会の残り試合が没収試合とされ、今後も他の全国大会に出場できなくなった。(c)AFP