「お茶する」から「お茶を食べる」へ 「中国有機抹茶の里」が活況
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【7月2日 東方新報】「以前は広東語で『得闲飲茶(時間があればお茶を飲もう)』という言葉をよく耳にしたが、今の若者は『得闲吃茶(時間があればお茶を食べよう)』と言うようになった」
6月21日、香港で学ぶ浙江省(Zhenjiang)金華市(Jinhua)出身の00後(2000年代生まれ)の陳雨(Chen Yu)さんはそう語った。卒業を控えた彼女は、世界各国から集まった同級生へのお土産として、故郷から抹茶パウダーを取り寄せたという。
伝統的な「お茶を飲む」文化から、「お茶を食べる」文化へ。抹茶は単なる飲料の原料から、世界的な人気を集める消費アイテムへと進化し、アジアや欧米市場で高い支持を得ている。
中国は茶の発祥地であり、世界的な抹茶需要の拡大は中国の抹茶産地の生産・販売の活況につながっている。2025年の統計によると、中国の抹茶輸出規模は世界首位となった。
金華市武義県は、中国で最も早く近代的な抹茶生産を始めた県(市・区)の一つで、「中国有機抹茶の里」として知られている。休暇シーズンにもかかわらず、地元の茶葉企業はフル稼働で生産を続けている。
「国内外から注文が絶えず、東南アジアや欧米からの受注も非常に多い」。武義県の茶業関係者、金国慶さんはそう語る。6月末からは新たに2本の抹茶生産ラインを増設し、生葉の加工量を1日当たり約4万斤(約20トン)まで引き上げる計画だという。
産業の熱気が高まっている背景には、長年にわたる地元の育成政策がある。
現在、金華市全体の抹茶栽培面積は1万8000ムー(約1200ヘクタール)に達し、年間生産量は2428トン、産業総生産額は2億7000万元(約64億3844万円)を超えている。稼働中の抹茶関連プロジェクトは35件に上り、産業規模は浙江省内でもトップクラスとなっている。
さらなる発展に向け、金華市農業農村局は「金華抹茶産業高品質発展5か年行動計画(2026~2030年)」を策定した。栽培基地の整備、高度加工、ブランド育成などに取り組み、抹茶産業チェーン全体の高度化を進める方針だ。
また、金華税関は専門家チームを組織し、抹茶輸出企業に対して企業ごとの個別支援策を提供している。海外展開を後押しし、輸出拡大と収益向上を支援している。(c)東方新報/AFPBB News